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2009年6月23日 (火)

第027回「『左』半身マヒ②」②/2

027_2

「失語症」については、右利きで左脳損傷

時、右半身マヒの方に表れる症状です。

左半身マヒの人でも「交叉性失語」といい、

純粋な右利きでも失語症が見られる事があります。

交叉性失語の場合、回復しやすいのが特徴ですが

弟にそれが当てはまるのかは、よく分かりません。

失語症を発症するのは、脳に存在する

言語中枢が関係している為ですが、

言語中枢については→【第046回「吃音症②」】

にて詳しく説明しています。

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前回の記事にて、右脳は空間認知機能が

局在している為、右脳損傷時の特徴として、

半側空間無視が表われ、

左脳は言語認知機能が局在している為、

左脳損傷時の特徴として、失語症(失読症)などが表われます。

ちなみに言語中枢(左脳)が活性化している時、

空間認知機能(左脳)は言語中枢と常に繋がっている関係

なので、活性化し易く、言葉を発しようとすれば、空間認知

機能にも強い刺激を与えている為、右脳損傷時よりは

空間認知ができるという事かもしれません。

【前回】→第026回「『左』半身マヒ①」

【次回】→第028回「リハビリの先生」

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