第043回「性格の変化」
弟がお喋りになった事はプラスかもと思ったりします。
お祖父ちゃんは、元々言い方がキツい方だった様ですが、
脳出血を発症した後、更にワガママとなり、感情を爆発
しやすくなった様です。孫なんで、そんなワガママな姿を
一切見てなく(見せてないだけ?)弟が脳梗塞に
ならなかったら、お祖父ちゃんのそんな面を知る事は
なかったんだろうなと思ったりします。
お祖父ちゃんも弟も「性格」が変わってしまったというよりは・・
身体が不自由になった事により、他の人に自分の事を伝えようと
多弁となり、理解してもらおうとしているのかとも思います。
前頭連合野の前頭眼窩野(ぜんとうがんかや)は
情動の抑制を司ると言われ、この部位を損傷し、
真面目だった人が無責任で衝動的な性格になった
という例(フィニアス・ゲージ)があります。
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言語を発するというのは、一般的には言語中枢が
ある左脳→第046回「吃音症②」で行いますが・・
男性は左脳で会話を行いますが、(個人差はあります)
女性は右脳も使いながら会話を行います。
女性は感情を交えながら、時には本筋とは関係ない会話へ
展開し(脳梁の違いで、本筋と別の話を同時進行できる。
本筋へも戻れる)→第045回「吃音症①」
記憶なども、感情が反映された記憶が多い傾向です。
男性からみると、関係ない話をする女性の会話内容に
理解ができなかったり、何故、昔の記憶を引き出して
怒ってくるのか、わざわざ記念日というものを
覚えている所など理解できないかと思われます(笑)が、
(女性からすると男性が覚えてない事が理解できなかったり)
これもまた男女の脳の特徴(全て当てはまるとは限りません)
なので、お互いに特徴を理解し、程よい距離感で付き合えば
いいかと思われます。
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