第067回「右脳の『直感』②」②/4
プロ棋士が将棋を指す時の脳波は、
初めは右脳で指している事が多く
終局に近づくと殆ど左脳で指している
というデータが出ている様です。
序盤、実際の将棋盤で行われた
相手の指し手を見て、ある程度の
左脳は使用するかと思いますが、
長考に入れば、左脳で分析した事を
(どの道筋を選択するか切り捨てるか)
右脳の直観像で浮かべた将棋盤で
駒を動かし検討している・・?
終盤時は時間の読み上げに入れば
直観像を浮かべる時間がなく、実際の
盤を見て指すから左脳の脳波が反応する?
・・・と私見を入り混じらせ、このマンガ
を描いてみたものの・・それが当て
はまるという確証は全くなく・・
羽生さん自身が書かれた書籍
はまだ読んだ事がないので・・・(;´∀`)
羽生さんがどの様に考え、将棋を指して
いるかはご本人のみぞ知るという事ですね・・
【前回】→第066回「右脳の『直感』①」
【次回】→第068回「右脳の『直感』③」
↓近々読もうかと思っています。
先を読む頭脳 /羽生善治/著 伊藤毅志/著 松原仁/著 [本] |
追記7/26。昨日、本が届きました。
読みやすかった事もあり
(将棋やチェスに対する知識が
ある程度あった為)、2~3時間
ほどで読めました。
羽生さんがテーマ別に原稿を書かれ、
それらの原稿に対し,
伊藤氏、松原氏が解説していきます。
「直感」(直観と記述)についても触れており、
羽生さんは読みの量は将棋を指す上級者
中級者の方と比べると少ないですが、
それは局面の流れを読まなくても
経験して流れを把握している為、
無駄なくと必要な流れだけを読んでいる為、
上級者の二倍近くの読みの速さを発揮
しているデータが興味深いです。
「次の一手」という問題で
次の一手が「2二歩」しかないという事を
約三秒(笑)で答えています。
瞬時に思い浮かべれる筋を何通りもストック
しているからこそ、読みを省略化し、
繋ぎ合わせる事ができているんだなぁ
と感心しました。これは将棋に限らず
日常に当てはめる事もでき、勉強法
についても記述されていましたが、
学生時代にこの事を頭にあれば、
もっと効率よく自分にあった学習法を
模索しながら、勉強しただろうな
ぁと・・今も勉強する事は多いですが・・
とまあ色々感心、納得、羽生さんの
能力に驚愕させられる一書です。
羽生さんの言葉は、将棋を指さない人
でも、様々な聞き手に対し、分かりやすく
説明してくれている所にも人柄を
感じたりします。
羽生さんはあとがきで、伊藤氏と
松原氏の解説を読み、自分の考えを
整理、発見できた事を書いていました。
私の感想は・・伊藤氏のあとがきと
同じですが、羽生さんを通して再確認
や新しい観点を得る事ができ、
読んで良かったと思いました。
次は何読もう・・
ランキング→【リハビリ】
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