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2009年6月26日 (金)

第083回「メガネ⑥」⑥/7

083

(前回の続き)

深視力検査を受けた事ある方はご存知かと思いますが

色彩が少なく・・斜視の方や斜位が強い方だと

立体感・遠近感を掴むこのテストに受かる人は、

ほぼいないかと思います。といっても、斜視の方は

普通免許は取れます。大型免許や二種免許など

職業として運転する方に限り、深視力テストが実施されます。

ちなみにですが、脳梗塞(脳卒中)で半身マヒの後遺症が

残ってしまった方でも運転はできます。周囲の人は

免許取得に不安かもしれませんが、免許取得に

意欲があるのは、運転ができる様に

なりたいという事なので、目標がある事でリハビリ

に対する取り組み方やモチベーションなど、

目標がない時よりは、プラスに作用される事なので、

咎める事無く、手助けし、(一人でも安心して

運転できると感じるまで助手席で見守ったり)

自立できる環境作りを整える事も大切です。

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もしも普通免許で深視力テストが取り入れられる様になったら・・

もしかすると女性の方は深視力テストの為、

免許取得不可になる可能性があるのかもしれません。

というのも、女性は男性と比べ「空間認識能力」は劣っており

女性は地図が読めないとか、運転が苦手とかいうのは、

男性は右脳の機能を使う比率が高い一方で

女性は左脳の機能を使う比率が高い為、

右脳にしかない空間機能を活用する

男性の方が優れているという事になります・・

実はこれについて、私はすごくそれを感じた体験があり、

これもまた【維持期編】にて説明するかと思います。

深視力について→第079回「メガネ②」

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左(半側)空間無視のリハビリの一つとして挙げられる

プリズム適応療法】は、「融像」が正常にできている人

プリズム眼鏡によって

常に「斜位」状態にして「融像」をずらします。

裸眼で常に眼位が留まっている「斜視」とは違い、

眼球は動かせている「斜位」の状態で

眼球は両眼共、正位の位置で留まっているにも

関わらず、網膜情報では片眼が「斜視」の映像に

映っているので、斜位(時々斜視になる状態)の

場合は、眼球を動かして調整し、正位にする事で

解決しますが、眼球の位置が原因ではなく、

映像自体に問題があるを脳は感じ取り、

その網膜情報(後頭葉)を頭頂葉(空間認識)で

修正されていった結果、プリズム適応療法

終了後、視野(視界)が広くという事になります。

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普通の生活をしていると、網膜情報を修正するとかは

しません。しかしリハビリをする事で「脳の可塑性」を

引き出し、新たなる機能が備わっていきます。

・・と書きましたが、専門家の指南を受けた訳

ではないので、100%鵜呑みにされず、

こんなカンジで行われる療法だという

感覚で捉えて頂ければ良いかと思います・・・

プリズム適応療法を受けたい方はリハビリ病院を

退院された頃にした方がよいかと思いますが、

この療法を実地している所があるのかは

よく分かりません・・・

【前回】→第082回「メガネ⑤」

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