第083回「メガネ⑥」⑥/7
(前回の続き)
深視力検査を受けた事ある方はご存知かと思いますが
色彩が少なく・・斜視の方や斜位が強い方だと
立体感・遠近感を掴むこのテストに受かる人は、
ほぼいないかと思います。といっても、斜視の方は
普通免許は取れます。大型免許や二種免許など
職業として運転する方に限り、深視力テストが実施されます。
ちなみにですが、脳梗塞(脳卒中)で半身マヒの後遺症が
残ってしまった方でも運転はできます。周囲の人は
免許取得に不安かもしれませんが、免許取得に
意欲があるのは、運転ができる様に
なりたいという事なので、目標がある事でリハビリ
に対する取り組み方やモチベーションなど、
目標がない時よりは、プラスに作用される事なので、
咎める事無く、手助けし、(一人でも安心して
運転できると感じるまで助手席で見守ったり)
自立できる環境作りを整える事も大切です。
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もしも普通免許で深視力テストが取り入れられる様になったら・・
もしかすると女性の方は深視力テストの為、
免許取得不可になる可能性があるのかもしれません。
というのも、女性は男性と比べ「空間認識能力」は劣っており
女性は地図が読めないとか、運転が苦手とかいうのは、
男性は右脳の機能を使う比率が高い一方で
女性は左脳の機能を使う比率が高い為、
右脳にしかない空間機能を活用する
男性の方が優れているという事になります・・
実はこれについて、私はすごくそれを感じた体験があり、
これもまた【維持期編】にて説明するかと思います。
深視力について→第079回「メガネ②」
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左(半側)空間無視のリハビリの一つとして挙げられる
【プリズム適応療法】は、「融像」が正常にできている人が
プリズム眼鏡によって
常に「斜位」状態にして「融像」をずらします。
裸眼で常に眼位が留まっている「斜視」とは違い、
眼球は動かせている「斜位」の状態で
眼球は両眼共、正位の位置で留まっているにも
関わらず、網膜情報では片眼が「斜視」の映像に
映っているので、斜位(時々斜視になる状態)の
場合は、眼球を動かして調整し、正位にする事で
解決しますが、眼球の位置が原因ではなく、
映像自体に問題がある事を脳は感じ取り、
その網膜情報(後頭葉)を頭頂葉(空間認識)で
修正されていった結果、プリズム適応療法
終了後、視野(視界)が広くという事になります。
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普通の生活をしていると、網膜情報を修正するとかは
しません。しかしリハビリをする事で「脳の可塑性」を
引き出し、新たなる機能が備わっていきます。
・・と書きましたが、専門家の指南を受けた訳
ではないので、100%鵜呑みにされず、
こんなカンジで行われる療法だという
感覚で捉えて頂ければ良いかと思います・・・
プリズム適応療法を受けたい方はリハビリ病院を
退院された頃にした方がよいかと思いますが、
この療法を実地している所があるのかは
よく分かりません・・・
【前回】→第082回「メガネ⑤」
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