第086回「右脳の活性化②」②/4
(前回の続き)
15歳までにシナプスや神経細胞を多く残す方法は、
色んな学習をさせる(刺激)事でシナプスが働き、
神経回路が繋がります。
神経細胞はシナプスの働きによって、個々の神経細胞同士
が連結された状態となり、ミクログリアによって除去
される事無く大人になっても現存されます。
キンカチョウが父鳥の歌声を幼鳥時に聴いてなければ
「歌う」という機能を備えれないまま、神経細胞が定まり、
成鳥となっても、歌う事ができなくなるのです。
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脳卒中後に、これらの現象がみられ、「リハビリ」と
いう刺激によって、ミクログリアは損傷した神経細胞、
シナプスを修復したり、壊死した神経細胞やシナプスは
捕食し、快適に伝達出来る様に可塑性環境を整えるのです。
第036回「神経細胞②」で神経細胞が向きを変えて繋がって
いるのは、ミクログリアが環境を整えている為で、「早期リハビリ」
が大切なのは、神経細胞とシナプスの再構築する時期が
「半年」という見解があり、その為、国が定めたリハビリ
期間が「半年」と制限する理由かとは思いますが・・・
当然半年過ぎてもスローペースではありますが、
(ダイエットで例えると停滞期の様な状態)
神経回路はリハビリをする限り、繋がろうと脳は反応し続けます。
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