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2009年6月27日 (土)

第086回「右脳の活性化②」②/4

086

(前回の続き)

15歳までにシナプスや神経細胞を多く残す方法は、

色んな学習をさせる(刺激)事でシナプスが働き、

神経回路が繋がります。

神経細胞はシナプスの働きによって、個々の神経細胞同士

が連結された状態となり、ミクログリアによって除去

される事無く大人になっても現存されます。

キンカチョウが父鳥の歌声を幼鳥時に聴いてなければ

「歌う」という機能を備えれないまま、神経細胞が定まり、

成鳥となっても、歌う事ができなくなるのです。

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脳卒中後に、これらの現象がみられ、「リハビリ」と

いう刺激によって、ミクログリアは損傷した神経細胞、

シナプスを修復したり、壊死した神経細胞やシナプスは

捕食し、快適に伝達出来る様に可塑性環境を整えるのです。

第036回「神経細胞②」で神経細胞が向きを変えて繋がって

いるのは、ミクログリアが環境を整えている為で、「早期リハビリ」

が大切なのは、神経細胞とシナプスの再構築する時期が

「半年」という見解があり、その為、国が定めたリハビリ

期間が「半年」と制限する理由かとは思いますが・・・

当然半年過ぎてもスローペースではありますが、

(ダイエットで例えると停滞期の様な状態)

神経回路はリハビリをする限り、繋がろうと脳は反応し続けます。

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【次回】→第087回「右脳の活性化③」

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