第089回「直観像記憶」
フラッシュ暗算ができる人は
「直観像記憶」が備わっています。
これもまた・・テレビを観ていた時に、暗算日本一
(フラッシュ暗算を披露されていました)の方が、
頭の中で算盤をはじいている事を述べられていたのを
覚えているので、間違いなく備わっているかと思います。
左脳による筆算式暗算では、とてもじゃないですが
処理する事ができません。左脳のシナプスは小さく
情報処理が右脳より劣っている為です。
シナプスについて→第085回「右脳の活性化①」
(直観像の備わり方についても↑右脳の活性化①~④で説明してます。)
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前回の記事にも描きましたが、直観像を身に付けている
プロ棋士の方々についても、将棋に興味を抱きだしてから、
将棋番組を観たりしますが・・
解説をするプロ棋士の方々は、解説をしている対局を
見て、過去に同じ様な指し手の順番があれば、いつ頃の
対局でも同じ指し手があった事をパッと話されるので・・
もちろん何の資料も手にしていません。
脳の使い方が違うんだなと感心させられたりします・・
今回の記事はこの記事→第066回「右脳の『直感』①」
で直観像について触れ、注解の為に作成しました。
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追記です。直観像記憶による記憶の衰えについて
「羽生善治 考える力」の書籍にて、中原誠十六世名人が
インタビューで仰られていた記述を抜粋させて頂きますが・・
――羽生さんも、いよいよ40代になろうとしています。
年齢的な影響はどんなものがあるでしょうか?
「そうですね。こればかりは誰もが避けられない
問題です。 羽生さんも年齢的にはそろそろ
大変な時期に入ってくるころかもしれませんね。
私の経験では、
若いころはハッキリと鮮明に見えていた
頭の中の映像が、 薄暗くなってきて、
次第にぼんやりとしか見えなくなって
きましたね。45歳から50歳ぐらいにそういう部分での
衰えというのが感じられたような気がします。」
衰えは仕方なく、それを補える何かがあれば
というニュアンスの事を羽生さん自身も仰られていました。
一ファンとして、何歳になっても、大山康晴十五世名人
の様に生涯現役で活躍される事を期待しつつ、
素晴らしい棋譜を残されていく事を楽しみにしてます。
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