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2009年6月27日 (土)

第093回「直観像とリハビリ」

093

サヴァン症候群の方は世界で100人ほどと言われています。

サヴァン症候群の直観像の記憶範囲にも個人差はあるとは

思われますが、後天的に直観像を得ている人と比べると、

右脳の使用領域が先天的に広範囲のサヴァン症候群の

方が広範囲の記憶力を発揮するかと思われます。

サヴァン症候群について先天性、後天性とあるという事ですが・・

サヴァン症候群は、先天性については、何らかの原因で

左脳が損傷し、右脳にあった神経細胞が補助した結果、

左脳の機能が衰える代わりに、右脳のネットワークは広がり、

特殊な能力が開花するというメカニズムです。

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後天性について、サヴァンとまではいいませんが、私の従姉が

大きな事故をし、頭を損傷してしまいましたが・・・その後、

伯父や父などが口を揃えて、事故の後、頭が良くなった、

成績が上がったと(事故前はあまり良くなかったらしいです)

その話を何度も聞いているので、後天性サヴァン症候群は

実際にあるんだろうなと思います。

大人になってから、驚異的な能力を身に付けた人

の例としてはルーディガー・ガム氏で、20か21歳の

頃、数字に関する本を読んでいた時に累乗の表を

見て、累乗に興味を持ち・・それから一日8時間以上、

数学を勉強し続けた結果、

驚異的な計算能力が身に付きました。

何桁でも即答して答える事ができ、

1930年から2030年までの間で11月23日が

木曜日だった年を全て答えなさい

という複雑な問題をわずか一分で答えを導き出し、

解答(=1933,1939,1944,1950,1961,1967,1972,2000,2028年)

していました。

当然、左脳でできる計算式でなく、直観像を身に

付いてなければ、【→第85回右脳の活性化①

高速で計算処理ができないので

(ルーディガー氏の場合、累乗の表を瞬時で

導き出せる上に複雑な計算法にも高速処理

できるかと思われます)大人になってからも、

毎日集中して行えば

(重要なのは『好き』でやっている事)

脳が対応していくという事です。

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