第105回「リハビリ期間④」④/4
介護保険施設設備率が都道府県で100%超えている
のは青森と鹿児島だけです。2009年6月8日のネットニュース
から引用させて頂きました。→【詳細】(リンク切れの場合もあります)
施設整備が進まない要因は、介護報酬の引き下げが影響しており、
行政からの補助金が出ない為です。将来、病院でのリハビリを縮小して、
介護保険施設でのリハビリという計画についてですが、こちらのHPに
詳細が書かれている上、図もあり、とても分かりやすいと思います。
覗かれた方でお気付きになられたかもしれませんが、
リハビリ利用回数について、この漫画を製作時は、「8回」という
制限でしたが、後に個別でリハビリ算出が可能になりました。
少しずつ歪みが改善されていくのはよい事ですね。
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話を戻しまして、病院のリハビリを縮小し、
施設でのリハビリを拡大という計画は
介護保険をもっていない人は放置?という印象です。
弟の場合、「病院」で受けれるリハビリだったからこそ
保険会社からの保険金がおり、入院費はもちろん働けない
間のお金も入ってきてたのに・・・(個人的な理由ですが)
介護保険が使えず、医療保険しか使えない人は
病院を退院すればリハビリ代は自費ですからね・・・
早く働きたくて、社会復帰をする為にリハビリしたくても
収入が少ない中で出費するのは辛いものです。
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介護保険施設へのリハビリ移動計画は難航しています。
というより、この計画がそのまま頓挫してくれる事を願ってますヽ(;´Д`)ノ
↓ネットニュース記事を一部転載させて頂きました。
2009年度の介護報酬改定による
利用者への影響については、居宅介護支援事業所の場合
「利用者の自己負担額が増えた」(52.0%)、
「サービスの時間や回数を減らした(38.2%)」と、
利用者への影響が少なくないと回答している一方、
3割近くが「影響は特にない」という回答。
医療費を削減する事はこの様な方法ではなく、
薬や医療機器の価格設定自体を下げれば、
何兆円もの医療費削減されます。
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最近はジェネリック医薬品(製薬会社の特許がきれた
同じ成分の薬を安価で販売。黒柳徹子さんがCMで
「ジェネリック」と言っているのを存じている人も
増えてきたかと思います。)が浸透してきただけでも
薬による医療費削減が少しずつみられるものの・・
↑同じサイトからですが↓
この↑カードを印刷して、病院の診察受付時などで提示する
とジェネリック医薬品を選択し易くなるかと思います。
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基盤となる部分から改善していかないと、
国民の負担額だけが増えていくばかりです。
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