第037回「再生医療①」①/4
ルビを付け忘れました・・幹細胞(かんさいぼう)
2007年11月5日放送NHKスペシャルで放送された
→【詳細】これもDVD化して欲しいですね~
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日本初の臨床試験を実施した
札幌医科大学付属病院 脳神経外科では
現在でも神経再生医療の臨床試験が行われており、
受け入れ条件は・・・
●札幌近郊在住
●年齢20歳~75歳
●脳梗塞発症から3週間以内
近郊の方は、身近な方が脳梗塞で倒れた時に
rt-PAで血栓を開通させれた場合
[rt-PAについて→【第004回「急性期治療」】]
札幌医科大学付属病院の神経細胞
再生治療を受けたい事を主治医に
伝えてみると良いかと思います。
(札幌医大に搬送されるのが一番良いのですが)
他に臨床試験が行われている所は、
大阪の国立循環器センターでも実施される様な
情報があったものの、頓挫したのかは分かりませんが
国立循環器センターの臨床実施情報には明記されて
いなかったので、されていないのかもしれません。(´・ω・`)
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今年の6月に、京都大学再生医科学研究所の
中村達雄准教授らが動物実験で、
おなかの脂肪から取り出した幹細胞で
脳神経の再生に成功したという事です。
その幹細胞がどの様な分化が
できるのかは未知数ですが・・
脂肪の場合、骨髄を摂取するよりは、患者さんの
負担を軽減できる事もあり、人への応用にも期待です。
中村達雄准教授らのチームは、脳腫瘍の手術後や
脳梗塞などで欠けた部分を補う治療法につなげる
一歩にしたいという事なので慢性期の
脳梗塞患者には嬉しい言葉ですね。
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テレビでたまたま観ていたものの、録画できなかったのですが
「アミノレブリン酸」(=ALA)についても、
再生医療の分野でも注目されていくと思われます。
ALA開発研究をされた田中徹さんと大阪医科大学が
共同研究し、急性期の脳梗塞のマウスに投与した所・・
壊死しかけた脳細胞が再活性化されていき、
その後マウスは、運動機能が回復していくのが
確認されてます。ALAは骨髄幹細胞と比べて、
どれぐらいの再生力があるのか
まだまだ未知数ですが・・・急性期の脳梗塞で脳の壊死が
抑えられるだけでも素晴らしい事だなぁ感心しちゃいます。
【前回】→第036回「神経細胞②」
【次回】→第038回「再生医療②」
ランキング→【リハビリ】
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