第109回「リハビリ病院」
第099回「転院への面接」にて、ここのリハビリ病院が
発症から一ヶ月というのが受け入れる理由は
「早期リハ加算」という診療報酬が加算され、
リハビリができる時間が増える為だったと思います。
弟がリハビリ病院へ転院したのは2008年3月で
診療報酬改定前の事なので・・発症から一ヶ月
の患者だけを受け入れるという条件はなくなって
いるかと思われます。
早期リハ加算で通常の患者さんよりはリハビリ時間が
長くできたかと思われます。1単位=20分で、医療保険で
一日二時間~三時間のリハビリを受ける事ができます。
こちらの記事→【「回復期」リハビリ、「3時間」高い効果】
(リンク切れの場合あり)
リンク切れを考慮し※記事を転載しますが、
問題がある場合消去します。
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脳卒中は、命の危険から脱し、症状が落ち着いた後は、
リハビリを集中的に行うことが勧められているこのうち
多くの患者で大きな改善が見込める回復期リハビリは
2006年の診療報酬の改正で、保険で認められた
訓練時間が、1日2時間から3時間(20分を1単位
として9単位)に延長された。
しかし調査をまとめた理学療法士の永井将太さん
(同協議会実態調査委員)によると、3時間の訓練
による改善の度合いの研究調査はほとんどなかった
という。調査では、06年8~9月の間に同協議会の
12施設を退院した脳卒中患者292人を理学療法・
作業療法を受けた訓練時間によって、1日当たり
80分以下、1時間40分~2時間以下、
2時間20分~3時間以下の三つのグループに分類。
退院までの日常動作の改善度合いや自宅復帰率を
調べた。三つのグループの入院期間は93日前後で
ほぼ違いはなかったが、日常動作の改善度は、
80分以下のグループが他の二つのグループに
比べて明らかに低かった。また、障害が重い患者
126人を対象に分析したところ、3時間以下の
グループの自宅復帰率は67%で、ほかの
グループの30%前後より、2倍以上高かった。
ただし、3時間近いリハビリを実施できる病院は
限られている。同協議会が会員施設(629病棟)
に対して行った調査によると、平均2時間20分
~3時間以下のリハビリを平日に実施している
施設は18・5%だった。永井さんは「3時間近い
リハビリを行おうとすれば、多くのリハビリの
セラピスト (理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)
を備える必要があるが、3年前の改正からまだ
体制が整っていない施設も多い」と話す。
永井さんによると、入院患者50人に対して、
20人以上のセラピストがいるかどうかが
回復期リハビリ病棟の充実度を見るうえで、
一つの目安になるという。入院患者数、
セラピスト数は、インターネットの各都道府県の
医療機関情報で確認することが出来る。
病院選びの参考にしてほしい。
(2009年7月19日 読売新聞)
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月曜~金曜日が主治医の指示による単位数で
リハビリを行い、土日は一種類のみでした。
平日三時間近く(自主リハも含め)で土日も
リハビリがあるだけでも恵まれていた
リハビリ病院だったかと思います。
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