第143回「PT④『歩行』」
半身マヒになると歩行中、勝手に腕が
屈曲する場合あります。脳卒中により、
腕、足の神経細胞の伝達が混線している
状態です。その為、足を動かすと腕が一緒に
曲がってしまったり、笑ったり、あくび、
くしゃみをした時も腕が一緒に曲がったりします。
すぐに共同運動を無くす事はできず、
やはり根気よくリハビリし続けて
神経細胞の伝達を正しく整える事で消失します。
ブルンストローム法とは、片マヒ
(中枢性マヒ末梢性マヒ)の機能を判定する基準です。
こちらのHPが参考になるかと思います。
http://ima0779.fc2web.com/karada/pt-1-3.htm
ステージ1はピクリとも動かず弛緩性マヒの状態で、
ステージ2は共同運動がわずかに起こす段階、
ステージ3は共同運動が完全に出現している状態。
ステージ4になると、神経細胞が整い始め、
分離運動がわずかに行われる状態です。
今現在の弟はステージ4の段階かと思われます。
ステージ5になると痙性マヒと共同運動の結びつきが
弱くなり、かなりの分離運動ができている状態です。
ステージ6になると痙性マヒと共同運動の影響が
なくなり、関節が自由に動かせる状態です。
【前回】→第142回「体調崩す③」
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