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2009年9月18日 (金)

2009年9月18日 (金)

第153回「ぬり絵」

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脳の働きについて→第022回「マヒとは」

第023回「脳とリハビリ」に書いていますが・・

後頭葉は視覚に関わる部位なので、

→下絵を見る

側頭葉は記憶を司る「海馬」がある部位で、

→記憶を探り、認識。

前頭葉は思考、判断、行動を司る部位、

→配色を考え、塗る。

頭頂葉は空間(右脳)、認知を司る部位

→全体のバランスを考える。

という風にぬり絵で脳全体を

使う事となり、認知症予防にもなります。

あと、マヒしている方の手でぬり絵をしていた方もいました。

縁取りされた絵に色がはみ出さない様に慎重に丁寧に

していたのが印象的です。

「大人のぬり絵」というのがでたのも、

認知症防止にぬり絵を取り入れ、

お子さん用のぬり絵を与えた所、

なぜ子供がする様な事をしないとならないのかと

いう不満やショックを受けた年配の方がいた為、

浮世絵や風景画のぬり絵の下絵を与えた所、

積極的に始める様になった方が急増したみたいです。

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【前回】→第152回「ST⑥『ウィスコンシン・カード』」

【次回】→第154回「食事の成長」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第154回「食事の成長」

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嚥下ができるだけでも良しですね。

【前回】→第153回「ぬり絵」

【次回】→第155回「薬、減少」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第155回「薬、減少」

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てんかんの原因も色々です。脳卒中で神経細胞の回路は

整ってない上に、伝達が正しく出来てないので、薬で、

てんかん発作を抑えていた状態です。てんかん発作は

約半年後でましたが、激しい光を見すぎた事が原因で

倒れたので、それがなければ、ずっと現れなかったと思います。

この話もまた維持期編で描きます。

【前回】→第154回「食事の成長」

【次回】→第156回「PT⑦『後ろ歩き』」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第156回「PT⑦『後ろ歩き』」

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片マヒになると歩行練習の時、足元を

見て歩いてしまいますが、見ながらだと、

ずっと見ながら歩いてしまう傾向なので

初めだけ足先の正しい位置を確認し、

その足の感覚を覚え、(反復する事で

脳が記憶→【大脳基底核】に

ついては→第160回「ゲームでリハビリ」)

それから足元を見ずに正しい姿勢を

意識して歩行すると美しく歩ける様になります。

鏡の前で自分の姿勢を確認しながら歩くのも効果的です。

【前回】→第155回「薬、減少」

【次回】→第157回「OT⑦『握る』」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第157回「OT⑦『握る』」

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関節可動域訓練については→【PFD形式】

リハビリ病院を退院してからでも行えるので

毎日指を伸ばし続ける事が大切です。

<カテゴリ>→OT(作業療法)リハビリ②

【前回】→第156回「PT⑦『後ろ歩き』」

【次回】→第158回「ST⑦『判定』」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第158回「ST⑦『判定』」

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認知ストリーニングにも色々あります。どの判定で評価

されるのかは、病院の方針別と思います・・

STの先生がストップウォッチで回答時間を

計りながら行っていたのも意味があったんだなぁと

漫画にするにあたり調べてみて理解しました。

【前回】→第157回「OT⑦『握る』」

【次回】→第159回「合算高額療養費」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第159回「合算高額療養費」

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第017回「高額療養費制度」で描きましたが

健康保険限度額適用認定証を所持し、自己負担限度額までの

支払いに済むようにしていましたが・・救急病院からリハビリ病院

へと、ひと月に二つの医療施設に医療費を支払い、

自己負担額以上の医療費を過払いしていた場合、払い戻し

されますが・・一年後に払い戻しというのは遅いかと思われます。

――――――――――――――――――――――――――――

「全国健康保険協会」とは2008年10月に設立されました。

弟の場合、健康保険限度額適用認定証の申請は

社会保険事務所が窓口となっていました

(2008年2月の事なので)が、2008年10月1日以降の窓口が

全国健康保険協会になりましたので、

健康保険限度額適用認定証の申請もこちらになりました。

――――――――――――――――――――――――――――

患者(被保険者)、保険者人によって違うので、

被保険者と保険者の確認については

こちらのHP↓を参考にしてください。

【高額療養費問い合わせ・申請先】

――――――――――――――――――――――――――――

患者保険者に保険料を納めている場合(=被保険者)、

医療費は自己負担分(1割~3割)だけ医療機関へ支払います。

医療機関が医療費(残り9割~7割)審査機関へ請求し、

審査に基づいて、審査機関保険者

医療費の請求書送付します。

保険者は請求された医療費を審査機関へ支払い

審査機関から医療機関へというのは医療施設側に

医療費が支払われる流れですが・・

【被保険者】の場合・・

審査機関保険者へ請求書が行き、

過払いが判明すると患者(被保険者)へと払い戻しがされます。

――――――――――――――――――――――――――――

弟のケースでは、こちらも過払いの確認を忘れていた事や

社会保険事務所から全国健康協会へ業務が移管された事で

確認がなかなかできず過払いが判明するまで一年かかったと

思われますが・・通常なら申請しなくても数ヶ月後に払い戻しは

されると思われます。

弟の場合として参考までに書きますが、

平成21年4月28日に支給決定で

合算高額療養費121,175円

平成21年5月7日に振り込まれました。――――――――――――――――――――――――――――

過払いに気が付いた場合、放置より保険者過払いの確認・

問い合わせを行えば、もう少し早く

返金されるかと思われます。

保険者への請求方法は入院している病院に常駐する

医療ソーシャルワーカーさんに相談すれば、各家庭環境に

見合った回答をして頂けると思いますので、遠慮せずに

相談すれば良いかと思います。

というより、救急病院からリハビリ病院へ転院した時点で

その月に医療費限度額以上支払う事が分かっているので

支払わずに済む方法があればいいんですけどね・・

【前回】→第158回「ST⑦『判定』」

【次回】→第160回「ゲームでリハビリ」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第160回「ゲームでリハビリ」

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個室の利点は周囲に気を遣う事なく落ち着ける事です。

ゲームをしようと思えばリハビリの時間以外ならゲーム

ができます。ゲームも脳に刺激与えます。しかし、

その「ゲーム」のルールを把握し、惰性で行う様になると、

前頭前野が全く働かなくなります。

これは、将棋や囲碁でも同じ事で、将棋棋士の羽生善治

さんは、対局前、詰め将棋を頭の準備体操として習慣化

しています。

詰め将棋をしている時の脳波は思考を司る

前頭前野は全く活動してなく、

大脳基底核尾状核が活発に働いてます。

(将棋をする人が必ずというわけでなく

羽生さん(プロ棋士)の場合です)

大脳基底核尾状核とは、行動の習慣化を司る

部位で、パソコンのキーボードを

見ずに文字が打てる様になるのも、

大脳基底核尾状核が働き、行動を高速化

させています。

第067回「右脳の『直感』②」で追記していますが、

大脳基底核尾状核が働く事で瞬時に既存の読みを

省略化ができ、短い時間で幅広い手筋を読む事が

できる為、意外な手が生まれる可能性が高いです。

――――――――――――――――――――――――――

つまり、同じゲームをずっと行っていると前頭前野が

働かないのは当然で、大脳基底核尾状核が活発に

働いていると思われます。別のゲームをする事は、

新しい事なので、前頭前野が働きます。

そして大脳基底核尾状核に習慣化のストックがされて

いるほど、似た状況に出会った時、思考せずとも

瞬時に行える様になり、思考の省略化される事で、

省略分の時間獲得で、新しい思考を付加し易くなり、

直感が生み出され易い、脳(神経細胞)ネットワーク

が築かれます。

―――――――――――――――――――――――――

たかがゲームですが、脳トレや勉強系、

マナーなどのゲームを反復してずっと行うと・・・

大脳基底核尾状核が働く程、習慣付いたもの

なると瞬時に引き出せる様になる・・・・

という脳の働きにさせるまで行うのは

かなり訓練しないと難しいですが(;´∀`)

古いゲームを繰り返してやるのは、

脳の刺激が少ないですが新しいゲームを

するのは脳に色んな刺激を

与えられているかと思われます。

――――――――――――――――――――――――――――

2009年7月11日

NHK総合「追跡!AtoZ」『脳の秘密 未来はどう変わる?』

参考に記事を作成しました。将棋=ゲームと脳の働きに

ついてまとめてみたものの、この理屈でいいのかなぁ・・?

と迷いを抱いています。この番組で

羽生さんが出演されており、詰め将棋をしながら

(問題表示は一秒だけ)脳の反応を見て

いたので「前頭前野」は反応せず

「大脳基底核尾状核」が反応していたという

実証に絡めてまとめました。

脳って本当に面白いですねぇ。

(水野晴郎さん調)

【前回】→第159回「合算高額療養費」

【次回】→第161回「短下肢装具」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第161回「短下肢装具」

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第057回「下肢装具」で長下肢装具を購入してから

半年も経っていないので、自費で短下肢装具を購入しました。

やっぱり短下肢装具があると、足の安定度が増すので

歩行がかなり楽になります。

【前回】→第160回「ゲームでリハビリ」

【次回】→第162回「PT⑧『階段』」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第162回「PT⑧『階段』」

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階段の昇降はかなり難しいです。

脳卒中により、半身マヒが残った場合

発症から半年以内に階段の昇降ができれば

すごいと感心させられます。弟が階段の昇降が

スムーズにできる様になったのは、あるキッカケ

ですが・・・それもまた維持期編で描きます。

→できました第209回「活脳鍼⑦」

【前回】→第161回「短下肢装具」

【次回】→第163回「OT⑧『お風呂』」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第163回「OT⑧『お風呂』」

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弟、シャワー派なので、浴槽には滅多と入りません(笑)

けど、当然このリハビリは大切です!

【前回】→第162回「PT⑧『階段』」

【次回】→第164回「ST⑧『記憶2』」

<カテゴリ>→ OT(作業療法)リハビリ①

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第164回「ST⑧『記憶2』」

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「人が溺れる」とか、「家が壊れる」とか、

何でそんな記憶カードがあるんでしょうかね?(笑)

【前回】→第163回「OT⑧『お風呂』」

【次回】→第165回「リハビリテーション総合実施計画書①」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第165回「リハビリテーション総合実施計画書①」①/2

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治療目標の項目に書かれているAPDLは女性(主婦)の

方にとって重要な項目です。IADLについては、

維持期辺りで介護サービスを受ける為に役所の人が

生活調査する為の調査票にIADLの項目も含まれてます。

半身マヒした身体がどの様な状態で今後どの様な目標を

定めているかを知る事ができます。救急病院時代は

術後二日後の評価なので、全然ダメです。

【前回】→第164回「ST⑧『記憶2』」

【次回】→第166回「リハビリテーション実施計画書②」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第166回「リハビリテーション実施計画書②」②/2

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ADLの評価やマヒの程度なども評価を見る事ができ、

リハビリ病院では2通頂いたので、それを見比べると

やっぱり成長しているなぁと実感したりします。

左半身マヒなので、半側(左)空間無視はありますが

右半身マヒに表われる言語障害(失語症など〉はありません。

口のマヒはあるので、構音障害は少しあります。

(左脳右脳いずれかを損傷しても表われる障害です)

【前回】→第165回「リハビリテーション総合実施計画書①」

【次回】→第167回「FIM」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第167回「FIM」

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FIMのA~Rの項目点数は各7点で18項目あるので

満点が126点です。6点、7点の評価が得られると良いです。

ADLで自立評価されると、介助なしで行動できるという

評価になります。

【前回】→第166回「リハビリテーション実施計画書②」

【次回】→第168回「患者受け入れ条件①」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第168回「患者受け入れ条件①」①/2

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改正される度に、歪みが生じる診療報酬。

病院は病院で経営維持のバランスを考えた結果

患者さんを選択するという現状になりつつあります・・・

2006年の診療報酬改正でリハビリ日数が制限されました・・・

第102回「リハビリ期間①」

リハビリ日数制限に反対する署名が44万人分集まりましたが・・・

2007年の診療報酬改定では

リハビリ日数制限は撤廃せず・・

逓減制度が導入された事で、低い診療報酬を

強いられた病院は経営維持の為、患者さんの

早期転院などが相次ぎました・・・

2008年の診療報酬改定で逓減制度は

廃止されましたが・・

第103回「リハビリ期間②」

2008年10月に脳卒中後遺症、認知症患者を

障害者病棟の対象から除外された事で、

病院から受け入れ拒否をされる患者さんが増加・・

第104回「リハビリ期間③」

2009年介護保険改訂により

リハビリテーション報酬が引き上げられ

ましたが、利用回数が制限されました。

(後に改訂)

第105回「リハビリ期間④」

将来、医療保険によるリハビリを縮小しよう

としている目論みがある為か・・・

【地域リハビリの後退、介護保険リハビリ制限導入に反対】

『成果主義』はその布石の様なカンジがしてなりません。

【前回】→第167回「FIM」

【次回】→第169回「患者受け入れ条件②」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第169回「患者受け入れ条件②」②/2

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この漫画は・・・

2009年7月10日放送NHK大阪製作「かんさい熱視線」より

「リハビリが受けられない~成果主義の波紋~」を

参考に製作しました。第109回「リハビリ病院」でも

書きましたが、弟は2008年4月「成果主義」の導入前月

の3月にリハビリ病院へ転院したので、この制度に

よる歪みは感じられませんでしたが・・・その制度に

影響する患者さんは脳卒中の症状が重症な方です。

2ヶ月(60日)で意識障害や嚥下障害が改善できない

方も多く存在している為、リハビリ病院への転院先が

なかなか決まらないという歪みが生じます。

胃ろう手術は鼻の管がリハビリの邪魔になる為、

転院の申し出を断れる事を回避する為、手術を

受けて転院する方もいます。

嚥下ができる様になれば、取り外す手術を

受ける事ができます。

【前回】→第168回「患者受け入れ条件①」

【次回】→第170回「成果主義①」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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