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2011年2月12日 (土)

2011年2月12日 (土)

第291回「放射線治療①」①/6

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友人などに放射線治療を受けると伝えると、

一部の友人から「妊娠できなくなるんじゃないの?」

言われた事がありますが、照射部位が

違うし、子宮頸がんなどの放射線治療は

妊娠できる年齢の人には外科手術で確実に

根治させる治療が優先されると思うので、

(外科手術を受ける体力がない年配の方が

受ける事が多いみたいです。)

なので、放射線の副作用で妊娠ができない

いう事はないです。

照射部位別の副作用について書いていきます。

【頭】

頭痛、嘔吐、嘔気、めまい、脱毛、視力障害。

脱毛については、治療が終われば再生しますが

時間がかかる事があります。

【頚部】

物を飲み込んだ時に痛む、声がかすれる

痰がからむ。私の場合、痰がからむぐらいでした。

【食道消化管】

食道狭窄(きょうさく)、嚥下(えんげ)困難、

通過障害、潰瘍(かいよう)、出血、腸炎。

刺激の少ない水分の多い食事を少しずつ

頻繁に摂る様にし、うがいを行い、口の中を

清潔に保つ事が大切です。(次回へ続く)

【前回】→第290回「ガンで入院~経過⑧」

【次回】→第292回「放射線治療②」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第292回「放射線治療②」②/6

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耳鼻咽喉、放射線、放射線技師の先生方が集まり

照射位置を検討します。マスクが石膏なわけなく、

網状の針金マスク?で顔、首を形成していきます。

前回の続き照射部位別の副作用パート2です。

【肺】

肺炎を起こすことがあります。

咳、痰、発熱、呼吸困難、胸痛などの症状が出た

場合、風邪と思い込まず、早急に受信して下さい。

上気道感染の予防、禁煙、十分な睡眠と休養を

心がけましょう。

【乳房】

乳房が硬くなる事があります。また脇の下に照射

すると胸がむくむ事があります。

放射線治療後、2、3~6ヵ月後に放射線肺炎が

起こる事が稀にあります。

薬を飲んでも症状が治まらない時は、肺臓炎の

可能性もあるため、早めに受診して下さい。

【前立腺】

排尿時痛、頻尿、残尿感などの膀胱炎症状が

起こる事があります。まれに排尿障害が現れる

事もあります。

【骨】

骨折しやすい状態です。

患部に負担がかからない様に手すりを使用

したり、転倒しない様に歩行時は運動靴を

使用してください。

【前回】→第291回「放射線治療①」

【次回】→第293回「放射線治療③」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第293回「放射線治療③」③/6

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放射線治療の副作用についてですが、

どこの部位でも起こりうる共通の副作用を

記していきます。

●皮膚の変化

発赤、色素沈着、乾燥、皮膚剥離

照射2~3週間以降に発症し、

個人差がありますが、かゆみや痛みを

伴うことがあります、

【対処法】

照射部位に衣服や下着による圧迫を避け、

刺激を与えないようにする。皮膚に症状が

現れ始めた場合、軟膏やクリームで処方。

※皮膚剥離になる方は滅多にいませんが

症状がひどい場合、放射線治療を

見合わせます。

●疲れやすい

【対処法】

疲れを感じたら、休息する事が一番です。

過度な運動を避け、体調に合わせた

生活を心がけます。

●食欲減退

【対処法】

バランス取れた食事をする事が大切です。

●貧血、白血球減少、血小板減少

骨の中心部には骨髄があり、骨盤や胸骨、脊椎

などに存在してます。そこに白血球、血小板、赤血球が

造られるので、照射によって血液細胞を造る機能が

低下し、白血球、血小板、赤血球が減退する事があります。

【対処法】

手洗い、うがいをこまめに行い、体を清潔に

しましょう。外出時は人ごみを避け、必要であれば

マスクの着用を考慮してください。

血小板が減少している時は、出血すると血が

止まり難くなるので、激しく動く事を避け、

傷をつくらないように注意します。

【前回】→第292回「放射線治療②」

【次回】→第294回「放射線治療④」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第294回「放射線治療④」④/6

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マスクを合わせた時、顔のむくみがない時だったので

第一回目の放射線治療が終わったら、顔が網状の痕が

あり、苦笑しました。なので、顔のむくみをとってから

治療を受けました。顔のむくみは田中宥久子(ゆくこ)さんの

造顔マッサージでとってました。→【造顔マッサージ】

【前回】→第293回「放射線治療③」

【次回】→第295回「放射線治療⑤」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

        【医療情報】

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第295回「放射線治療⑤」⑤/6

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昔から冬場は乾燥肌で、ファンデーションをしたら

ひどいもので、ノーメイクは当たり前です。今は

乾燥肌が改善されたとはいえ、ノーメイクは当たり前。

単に面倒なだけで、やる気がしません。とはいえ、

化粧水や乳液ぐらいは付けます。放射線治療を

受けた当時、私の肌に合った化粧水にめぐり合い、

高価なんですが→【EGF】

放射線治療後、肌が乾燥しているのが

すぐに判るので、その化粧水をつけると

キレイに治り、放射線後はその化粧水でケアし続け、

赤みを起こしても、惜しみなくその化粧水をつけたら

改善されたので・・その化粧水のみで

乗り切りました。処方されたクリームの方が

圧倒的に安いんですが(笑)元々使ってた

化粧水なので自分の肌に合ったものを選びました。

【前回】→第294回「放射線治療④」

【次回】→第296回「放射線治療⑥」

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        【脳、神経、脊髄】

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第296回「放射線治療⑥」⑥/6

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傷は結構気に入っているのでいいのですが、

術後からですが、痰がからむ様になり、

目覚めたら喉に引っかかってる痰を取り除く

事から始まります。今現在も、痰がからみますが、

寝方を工夫したり、マスクをつけて就寝し、かなり

痰の量が減少しました。

あとは声が出にくくなった・・と言っても生活レベルに

支障はないのですが、カラオケに行った時に、余裕で

声が出せた部分がかすれる様になりました。

声帯を直接傷つけたわけでもない状態で、かすれる

ので、歌手や役者の方が喉頭がんになり、声帯切除

拒んでしまうものなんだなぁと感じます。

【前回】→第295回「放射線治療⑤」

【次回】→第297回「PET-CT検査①」

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        【脳、神経、脊髄】

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第297回「PET-CT検査①」①/6

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PET-CT検査の長所は全身の癌を

調べる事ができます。

短所は1センチ以下の癌は判定しにくい、

5ミリ以下は検出しにくい、体質や部位

よっては判定しにくい癌もあるという事です。

マルチスライスCTは従来のCT検査より

高精細な画像を取得できます。PET-CT検査

で疑惑の箇所がある場合、マルチスライスCT

で判定し直してもいいかもしれません。

【前回】→第296回「放射線治療⑥」

【次回】→第298回「PET-CT検査②」

ランキング→【リハビリ】

        【脳、神経、脊髄】

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第298回「PET-CT検査②」②/6

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何か格調高くて怖かったです(;´∀`)

検査にきてるだけのに、なんという接客の良さ。

かしこまられる程の人間じゃないのに、恐縮でした。

「接遇」というのは、エチカの泉で放送されていた

平林都さんを見て、覚えた単語ですが・・

接客という枠に囚われず、人間関係を円滑に

する方法だなぁと感心をし、私も30過ぎてからは

もうちょい他人様に気にかけれる様になったか

思いますハイ。

【前回】→第297回「PET-CT検査①」

【次回】→第299回「PET-CT検査③」

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        【脳、神経、脊髄】

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第299回「PET-CT検査③」③/6

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注射したものはブドウ糖に近いもので、

ガン細胞は多くのブドウ糖を消費する性質

があり(一部除く)ガン細胞がある場合、

その物質が集まり光る為、判定する事が

できます。小さすぎると集まり難く、

検出できない事があるのは、そういう理由です。

【前回】→第298回「PET-CT検査②」

【次回】→第300回「PET-CT検査④」

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第300回「PET-CT検査④」④/6

300

放射線を受けてだるくなったのは

この時だけでした。ホンのちょっとですけどね。

放射線が抜けるまで、本気で寝てて、目覚ましで

起こされて帰りました。

【前回】→第299回「PET-CT検査③」

【次回】→第301回「PET-CT検査⑤」6

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第301回「PET-CT検査⑤」⑤/6

301

肺を指摘されました。頚部の場合、肺への転移に

繋がるので、要注意です。

どこの部位のガン初期で、外科手術で取り除いても、

5~10年は転移するかしないか警戒し、健やかな生活

へと改善していった方が良いです。

【前回】→第300回「PET-CT検査④」

【次回】→第302回「PET-CT検査⑥」

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        【脳、神経、脊髄】

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第302回「PET-CT検査⑥」⑥/6

302

第297回「PET-CT検査①」でも書きましたが、

PET-CTで指摘された場合、再検査はマルチスライス

CTで見てみると確実かもしれません。

セカンドオピニオンで、他の先生と相談

しても良いかと思います。

PETCTで全身を診るか、マルチスライスCTで

詳しく診るか、色々選択肢があります。

【前回】→第301回「PET-CT検査⑤」

【次回】→第303回「乳がん・・?①」

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        【脳、神経、脊髄】

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第303回「乳がん・・?①」①/2

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私の母は25年以上前に乳がんを発症し、

外科手術(全摘出)をし、今も転移無く元気です。

今は母の様に全摘出をしても、乳房を再建できる

二期再建(乳輪とかも刺青で再建)があるので、

興味がある方は検索してみてはいかがでしょうか?

乳がん、大腸がん、卵巣がん,一部の甲状腺がん

は遺伝性があると言われています。婦人科へ行くと

家族に乳がん、子宮体がんになった人がいるか問診表に

記されています。PETは全身するので、問題ないか~と

検診を受けませんでした。

話は変わりますが、女性の厄年は32~34歳ですが、

これはホルモン分泌量が変動しやすい時期で、

心身のバランスが崩れやすいともいいますので

健康面に注意してた方がいいと思います。

【前回】→第302回「PET-CT検査⑥」

【次回】→第304回「乳がん・・?②」

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第304回「乳がん・・?②」②/2

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厄年に突入した途端、左胸の乳首が陥没してました(笑)

【前回】→第303回「乳がん・・?①」

【次回】→第305回「陥没乳頭①」

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