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2011年5月28日 (土)

2011年5月28日 (土)

第320回「AD/HD①」 ①/6

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第045回「吃音症①」で少し紹介したADHDについてです。

弟が病気になった事で脳について学んでいる中、弟が1人でも

色々できる様になったので、アルバイトを少しずつ始めた

頃の話です。

4コマで紹介するのは【大人のADHD】についてです。

【子供のADHDについて①】

 実は私も子供の時、ADHAでした。大人になったら

 緩和し、マシになりましたが一般的には片づけしてるの?

 レベルの部屋の散らかり様でした。(続く)

【前回】→第319回「乳がん自己触診」

【次回】→第321回「AD/HD②」

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第321回「AD/HD②」②/6

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Aさんが読んでいた本のタイトルは忘れましたが

大人のADHDについて書かれてた本だったと思います。

ADHD=[Attention-deficit/hyperactivity disorder]

ADHD【注意欠陥多動性障害】は脳の障害です。

第045回「吃音症①」でADHDの原因の一つとして

脳梁の前方部が細いのが特徴と描きました。

他の原因としては、

大脳基底核→第160回「ゲームでリハビリ」

と小脳の血流量が少ない事も挙げられています。

【子供のADHDについて②】

「部屋を散らかしているのは意外やな」と言ってる

私自身も部屋が汚れていました。弟が脳梗塞で倒れ、

私も癌が判明し、価値観が色々変わってしまったのが

キッカケで弟が退院しても過ごせれる為に片づけを

意識し、出来る事を一気にやる様になりました。(続く)

【前回】→第320回「AD/HD①」

【次回】→第322回「AD/HD③」

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第322回「AD/HD③」③/6

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ADHDの症状は人によって現れ方が違います。

●注意欠陥が主体

●多動性・衝動性が優位

●3つのタイプが混合。

注意欠陥・多動性・衝動性の

いずれかの組み合わせられた

混合型タイプが最も多いです。

注意欠陥(欠如)というだけもあります。

Aさんの場合、ADHDでもその特性がビール入れ

の仕事に生かされる形になっていた様です。

けれど片付けは嫌いで、やろうとは思っていても、

他の事が目に入り、中途半端なまま

他の作業をしてしまい、前にやってたのは放置し、

また気になれば、他の事をやるの繰り返しで

やればやる程、汚れるからと悩んでいました。

【子供のADHDについて③】

私は学生時代、忘れ物常習者で宿題を忘れるのも

当たり前でよく隣の席の人に教科書を見せてもらったり

していました。当時はよく皆忘れ物とかしないなとは

感じてました。当然ながら連絡帳に明日持ってくる物や

宿題を書いているのですが、連絡帳自身を見忘れたり、

見て、今日は宿題があるなと思っても、当時はファミコン

漫画に熱中していたので、それが視界に入ると宿題の

事は忘れ、好きなファミコンや漫画を見るのに何時間も

時間を費やし、宿題をする事無く、眠る事が当たり前でした。

勉強が嫌いだったので、逃避する様にゲームや漫画に

のめりこんでいったのも要因です(;・∀・)

他に目移りしなければ、ちゃんと宿題をしてました。

普通は前日に次の日に持っていく教科書やノートを

ランドセルにいれて用意するのが当たり前なんですが、

当時の私は学校に行く直前に時間割を見て、教科書ノート

を詰め、その時に宿題をやってない事に気が付くというの

が多々ありました。けど、忘れ物をするのを改善しようとか

い発想もないので、忘れ物常習者でした。(続く)

【前回】→第321回「AD/HD②」

【次回】→第323回「AD/HD④」

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第323回「AD/HD④」④/6

323

Aさん突然辞める事になりました。

キツイ仕事ではないのですが…

Aさんは苦しんでいたのです。

客観的にはAさんならそのベテラン

さんのスピードに付いていける

レベルだと感じてたのですが、Aさん

の中では自分のペースでビールを

入れる事ができなくなったのが苦痛で

仕方なかったようです。仕事を辞めると

衝動的に言うのもADHDの特性(衝動性)

なのかなと感じました。

【子供のADHDについて④】

私は左利き(→第046回「吃音症②」)というのもあり、

字を書くのが大嫌いでした。第047回「吃音症③」

理由で私は左利きで落ち着いてますが、両親が共働きで、

父方の祖母が私と弟の世話をしてくれてたのですが、祖母

が左利きはダメだと矯正していたみたいで、母はそれで

祖母とよくケンカをしていた事を言ってました。

横道に逸れましたが((;・∀・)

何故、字を書くのが嫌いだったかというと、

硬筆の書き取りの練習をしていても、同じ様に書けなくて

…枠内を飛び出して大きな字を書いたり、中心に

縮めこむ様に小さく書いたり、線は縦横真っ直ぐ書けないし、

筆圧の調整もできず、紙に溝ができるぐらい書くので、

消しゴムで消せなかったり、筆圧が強いから、

鉛筆の芯を折るのは毎日当たり前でした。

一時期は鉛筆がその為無くなり、借りる事が多く

なったから、薄いく小さい字で書いて、先生に字を

濃くして大きく書きましょうと指摘されたりもしてました。

おまけに同じクラスの女の子に(今でも名前を覚えてます)

あまりにも私の字が汚さに驚かれて、彼女(字が上手い)自ら

指導をしてくるというぐらい汚いレベルで、小学生の時の卒業

文集なんて怖くて見れない(字も汚い上、内容も訳が

分からない事を書いているので)小学生高学年となり、

鉛筆からシャーペンを使う事が当たり前になってから

極端な筆圧をなくなりましたが、シャーペンの芯も

ボキボキ折れて、当たり前で予備で鉛筆は

入れてました(;´Д`)

毛筆に関しては今でも嫌いで(汗)「書き順」というものは

左利きにとって、毛筆をするにあたり、左払い、縦画は

書きやすいですが、横画、右払い、そり、折り返し、曲がりは

書き順通りに行うと手首を、かなり捻(ひね)らないと難しく

綺麗に書けた事がないです。小学生の時、習字の時間で

書き順を手を上げ、空に指で書き順をなぞる事を

していた時、先生が左でなく、右でやれと言われ、

仕方なく書こうとしたら、どうやって書けばいいのか

急に分からなくなり、緊張で右腕がブルブルしだした

のを今でも鮮明に覚えてます。今はさすがに

意識的に練習をし、名前だけでもマトモに

かける様に心掛け、癖字ではありますが(;´Д`)

一応読める字にはなってます。

手紙や葉書を書く時、同じ大きさ、同じ位置

(罫線が印字されてても)で文字を真っ直ぐ

書き揃える事は今でも難しく、すごく集中しない

途中で文字の位置がずれ斜めに曲がって

いったりしますorz

ただし、私は毛筆で絵を描くのは好きで

↓(第070回「右脳の『芸術』①」より)

70

絵では色んな線や筆圧の調整もできるのに

毛筆で字を書く時、緊張します。制限されると

それまで出来た事が急にできなくなるのかも

しれません。(続く)

【前回】→第322回「AD/HD③」

【次回】→第324回「AD/HD⑤」

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第324回「AD/HD⑤」⑤/6

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二種類以上の缶を箱に詰める場合

流れ作業となります。Aさんは、流れ作業に

ついていけず辞める事になりました・・・

【子供のADHDについて⑤】

小中学生の時、家には私と弟の学習机が並んで配置

されてました。弟はキッチリしているので、机の上には

何も置かれず、教科書も上に収めて、綺麗だったのですが

私の机の上には物が置かれて当たり前で教科書以外に

脱ぎ捨てた服(洗濯機にもいれず放置)や飲んで放置

したカップ、鉛筆は筆箱にしまわず、バラバラに散らばり

…消しゴムもよく無くしてました。教科書などを

収める所には、捨ててもいい連絡のプリントやテスト

用紙をただ入れてたり(要る要らないも分別しない)

教科書も普通なら国語の教科書と一緒にノートと

揃えればいいのにランドセルからだしたままに

置くだけだから(ランドセルの中でも入れ方を

揃えない)、時間割を見て、まずやる事は

教科書とノートのセットを探す事からでした。

前日やり忘れた時にそのセットを見つけられず、

忘れ物を繰り返す…というのが小学生の頃の日常で

連絡帳を付ける時、持ってくる物が少ない時は

忘れ物せずにすむなと感じた事が多々ありました。

3個以上で多いな~と嫌気を感じてたりしてました。

体操服、習字絵の具セットとかも弟に借りにいったり、

水着や体操服とか当日の朝になってから、母に今日

いる事を伝え、生渇きで着てたりする事も(;´Д`)

弟はそんな私を見て、何故同じ位置に物を戻そうと

しないのか呆れてて、片付けに関しては親より

弟に怒られる事が多かったです。(同じ部屋だから余計に)

けれど弟は脳梗塞になり、脳に損傷を受けた事で、

以前よりキッチリ物が片付けられなくなったと実感してます。

ある日1000円札が貯金箱近くに置かれており、弟に

聞いたら、1円5円の細かいお金を貯金箱に入れる習慣が

あり、それらを入れた後、1000円札を置いて行ったまま、

忘れてしまい片手しか使えないとはいえ、以前の俺なら

なら考えられない事やわとADHDについては経験として

実感してます。ハッキリと原因が分かってないADHD

ですが…やはり、ADHDと脳には深く関わっているとは

感じます。大人になってもADHDの名残はあるなと

自身感じてますが、出来る事出来ない事を自覚

した上で不得意な事はなるべく避けて、得意な事を

代わりにするという風にして、幸い好きな仕事だから

続けられるのですが周囲に理解されずに仕事を

辞める事になった方を見ていると昔の自分を見て

いるみたいで心苦しくて仕方ないです。

好きな事に関してすごい集中力を発揮する

ADHDの特性を生かせれたら、誰よりも優秀な

人員になれると思います。

私は漫画が好きで描くのも好きだし、このブログを

立ち上げるのに漫画を描く時、脳に関して調べてても

楽しくて仕方なく、自分の事を整理する意味でも

描けて良かったと思ってます。

追記2014・7・20

現在は私自身、闘病中なので、漫画を更新する事が

できませんが、文字にした子供のADHDについての

四コマも描けたらなとは思います。大人・子供のADHD

認識が深まりますようにと願うばかりです。

【前回】→第323回「AD/HD④」

【次回】→第325回「AD/HD⑥」

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第325回「AD/HD⑥」⑥/6

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Aさんが辞めてしまい、AD/HDの事をもう一度見ようと

DVDを引き出して、見直しました。

ちなみにザ!世界仰天ニュースです。

ちょうど、今週もADHDの事を取り上げて

いたのでビックリです。

前回の放送(2009/5/20

物を片付けられない脳の持ち主」)を参考に

この漫画を描いてます。

今週のは2011/5/25

「変わった子と呼ばれた苦悩の32年間」です。

前回の放送でも今回の放送でも思いましたが

私も片付けられない女で、当てはまる項目が

多いです(笑)忘れ物はよくしたし、

集中力がなくて、窓の外をよく見ては他の

事ばかり考えていた子なので視力だけは

衰える事ないけど、学校の成績は最下位

で、周囲からは変わった子と思われてました。

(今でも変わってますが、それは自分の個性と

思うので(奇面組理論)良いのです)

片付けは今でも苦手ですが思い立ったら、

一気に片付けるので、子供の頃よりは

マシかと…一般的にAD/HDは年齢と共

衝動性、多動性がおさまり、注意欠陥

のみになるケースが多いので、

私はそのケースかと思います。

「変わった子と呼ばれた苦悩の32年間」では

計算が苦手という事なので、LD(学習障害)も

合併していたかと思われます。

LDは知的障害がないにも関わらず、

「聞く、読む、書く、話す、計算する、推論する」

などの能力のうち、特定のものが習得が困難な

状態を指します。ADHDの約30~50%が

LDと合併している事があります。

LDは他の発達障害と合併する事が多いです。

【前回】→第324回「AD/HD⑤」

【次回】→第326回「AD/HD?①」

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第326回「AD/HD?①」①/5

326

前回も書いた通り、AD/HDは従来、年齢と共に

衝動性、多動性はおさまるものですが、

(昔はAD/HDは子供だけの病気と思われました。)

大人になってもそのまま残っている場合もあります。

初めて見た時は、ビックリしました。本人は

常に動いてないと落ち着かないと言います。

あまりに特徴的なので、ADHDかな?と

思いながら観察する事にしました。

ADHDはリンタン(メチルフェニデート)を服用する

事によって症状が軽減される場合もあります。

しかしながら、12歳までに終了するのが一般的で

なるべくなる服用するべきではないと言われています。

リンタンはドーパミンの働きを抑えるという事もあり、

ドーパミン作動性の神経の障害もADHDの原因の

一つではないかと考えられています。

【前回】→第325回「AD/HD⑥」

【次回】→第327回「AD/HD?②」

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第327回「AD/HD?②」②/5

327

Aさんが辞めてしまい、後にBさんがその班で

作業をする事になり、AさんとBさんの違いは

なんだろう?って思いながら、話を聞いてみる事に。

ADHDの多動性、衝動性、注意欠陥は

障害というよりは、生まれもって備わった特性と

いうものです。なので、治るという概念ではなく、

その特性とどの様に上手く付き合っていくかを

考えていく事が大切です。

【前回】→第326回「AD/HD?①」

【次回】→第328回「AD/HD?③」

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第328回「AD/HD?③」③/5

328

Aさんは診察は受けてないものの、「ADHD」と自分で

認めていたので、タイトルはADHDと記しました。

今回は私の主観で話を進めている事もあり、「?」を

つけ、話を進めています。

Aさんは、周囲の人と合わせようと頑張ります。

よく気が利く子で、仕事のフォローもバッチリでした。

Bさんは、あまりにもマイペースで、人と合わせない

為、仕事に支障がでてたみたいです。

全く違うタイプの二人なので、

一見ADHD?って感じです。

これは当てはまるけど、これは自分に

当てはまらないから、ADHDじゃないと思えますが…

第325回「AD/HD⑥」で書きましたが、

他の発達障害と合併しているケースが多く・・・

「変わった子と呼ばれた苦悩の32年間」で

取り上げられてた女性は、ADHDの他に

LD(学習障害)と広汎性発達障害

(高機能自閉症<非定型自閉症>、

 アスペルガー症候群)

などが合併していたと

推察されます。

自閉症者の特徴としては

●感情の表現や理解が苦手

●特定のものに強くこだわる

●感覚器の働きが独特

 (聴覚、触覚、嗅覚が敏感)

【前回】→第327回「AD/HD?②」 

【次回】→第329回「AD/HD?④」

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第329回「AD/HD?④」④/5

329

Bさんは細かい指示をすれば、動いてくれます。

そういう事からBさんはADHD+アスペルガー症候群

が合併しているんだろうなぁと感じました。(あくまで憶測)

Aさんは仕事のフォローをしますが、

Bさんは状況をみて、臨機応変に対応できません。

これはアスペルガー症候群の

「相手の気持ちを読めない」という特徴

が起因になっていると思われます。

第327回「AD/HD?②」でBさんは前の職場

での人間関係について話してましたが、

聞きながら、周囲の人たちは良かれと思い、

フォローをしているのが、Bさんは仕事を

取られたと感じるらしく、何で仲良くならないと

ならないのか?とか、人との和を築く事が

苦痛で理解できない様な事を言ってました。

程よい距離感ならいいけど、馴れ合うのは嫌

とハッキリ言ってました。ハッキリ言えるのは

環境や状況でプラスになったり、マイナスに

なったり…その特性に見合った職業を探すのは

難しそうですが(パッと浮かぶのは占い師ぐらい(;・∀・))

自分がどういう症状なのかを自覚する事で、

対策を考える事ができるので、できなかった事が

できる様に改善していけます。

【前回】→第328回「AD/HD?③」

【次回】→第330回「AD/HD?⑤」

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第330回「AD/HD?⑤」⑤/5

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ADHDを発症し、生活や社会と共存する為には

どの様にすればいいかのマニュアルは確立されて

いません。自分の症状を把握し、周囲の理解と協力に

より、できる事、できない事を自認し、その人に合わせた

対策を練っていくのが一番です。

障害という言葉より特性という言葉が用いられるのは、

その特性がプラスに働き、人並み以上の能力が

発揮されるケースもある為だと思います。

Aさんは、好きな菜園を集中的に何時間でもできるし、

Bさんは、臆する事なく人と接し、飲み物を売り込む事が

できるので、売り上げが圧倒的だったり・・・と

世界仰天のADHDの回では、弟に散々、

「絶対お姉も今もADHDやって」と言われ、

第320回「AD/HD①」から記述した通り、

小中学生時代のADHDと自認してます

美術系の専門学校に行くようになって

からは好きな事なので課題の忘れ物は

した事がなく、手を使う事が多い為か、

右を遣う機会が増え、それが関係あるかは、

分かりませんが部屋が少し片付けられる

様になってきて…と大人になった頃には

注意力は人並み(小中学生よりマシ)になったと思います。

<追記2014・7・21>

片付けられない私でしたが「収納」が好きになり

何が何処にあるかラベルを貼って何処に何が

あるか分かるから探し回らなくて済み、物がない

なと思ってもすぐに見つけられる。片付け上手な

方から見たら、当たり前なんですが(;・∀・)

上手く物を収納できた時が快感で、今では部屋が

綺麗になっていくのが楽しくて仕方なく、ADHDにより

生み出されたゴミ屋敷(笑)がADHDの特性の

集中力を生かして自室がくつろぎの部屋になって

いってます。(闘病中なのにw)

【前回】→第329回「AD/HD?④」

【次回】→第331回「年金受給①」

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