第032回「触ってみる」
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とうとう「めがね」の回がやってきました。
マンガ作成にあたり・・素人なので、全く分からない
状態から調べて作成してきた事なので、専門家の
方が見たら間違いを指摘されるんじゃないかな?
と思いつつ、公開してみました。
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斜視=テリー伊藤さんを思い浮かべる方が
多いかもしれませんね。テリー伊藤さんは
手術で斜視を正視にし、術後の経過も順調の様です。
プリズム適応療法が、同名半盲の治療に行われているかの
様な記述(論文などで)を見かけたものの、実施しているかは
分かりません。左(半側)空間無視より同名半盲の方が視野が
欠けていると感じるのは辛いでしょうからね・・・。
【前回】→第077回「光イタい」
【次回】→第079回「メガネ②」
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「融像」とは物体を立体に捉える機能です。
融像は両眼が機能してなければできません。
深視力検査で、前後に動く真ん中の棒に
ピントを合わせて集中していると、3本の棒の
どれかが消失してしまったり(融像とは別で、
視力の良い人でも起こる現象)「斜位」が
強い人だと、両眼視できない為、真ん中の棒を
止めた時、前後に大きくズレてしまったりします。
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ステレオグラムを作成できるサイトがあります
ほやけた球体を動かし、絵を描き
(ペンの濃度、大きさは左端のバーで調整できます)
修正したい場合【Undo】で一つ前の作業へ戻ります。
完成したら、お好みの色合い(ステレオグラムの下地)を調整し、
DONEをクリックすると作成しだします。初めは
上手く作成できないと思うので、簡単な絵で描いて
見合わせて作成していけば良いかと思います。
交差法で絵が浮き上がってきます。
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私は両眼共に1.5で、目が悪くなった時の視界は
どの様な風景なのか分かりません。
弟に眼が悪くなったキッカケを聞くとゲームをしていて
ずっと集中的にやり続け、休憩をしなかった為
中学で一気に悪くなった事を言っていました・・
・・が私もゲームはしていたし、暗い所で本を読んだり、
マンガを描いたりしていたのに・・視力が悪くならない・・
勉強ができる人は集中力と引き換えに眼が
悪くなるのかな?と思うのです。
私は一つの事に集中していても、
すぐに休みを挟み、途切れ途切れに
行っていたんで・・・と、これは私見なんですけどね。
早く眼が悪くなるメカニズムが
解明されるといいですね。
眼の悪い人にとっては、
かなり不自由の様ですから・・
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そういえば将棋のプロ棋士の方々も
メガネ着用率がすごいですね。着用していない人で
今すぐ思い浮かぶのは、森内九段(前名人)と
藤井九段、久保八段(2010年3月時点は棋王、王将)
ぐらいで・・メガネをつけてない棋士の人でも
コンタクトだったりと・・
どうしてメガネ着用率が高いのか不思議です。
【前回】→第078回「メガネ①」
【次回】→第080回「メガネ③」
ランキング→【リハビリ】
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「融像」とは両眼視できてこそ、物体を立体に
捉える事ができます。
「斜視」は完全に眼球の位置が固定されている為、
「融像」はできません。
「斜位」は時々眼球が真っ直ぐに定まりませんが、
眼球は動かせるので、外眼筋を動かし、
眼球を真っ直ぐ調節している状態です。
あまりに斜位がキツイ(眼球が真っ直ぐ
向かない状態が多い)と、外眼筋を酷使し、
眼精疲労が酷くなる要因となります。
【前回】→第079回「メガネ②」
【次回】→第081回「メガネ④」
ランキング→【リハビリ】
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左半身マヒの場合、
右脳の頭頂葉「空間機能」、後頭葉を損傷した事で
「左(半側)空間無視」と「同名半盲」を同時発症する事があり
右半身マヒの場合、
左脳の後頭葉を損傷した事で「同名半盲」を発症します。
空間認知は右脳だけの機能なので、
右半身マヒの方が半側空間無視を
発症する事はないです。
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「一過性黒内症」を引用したのは、
半側空間無視の説明をするにあたり、
同時発症をする同名半盲の視野(視界)に
違い(どちらも視野が欠けている映像)がなく、
(欠けている事を認識しているか(同名半盲)、
してないか(半側(左)空間無視)の違いです)
その為、絵で分かりやすく説明する為に
引用しただけなので、脳卒中後の慢性期に、
左空間無視と一過性黒内症を同時発症と
いう状態になる事はないかと思われます。
本来「一過性黒内症」とは脳梗塞の前兆で
「一過性脳虚血発作(TIA)」に含まれる
症状です。このマンガの絵では端っこだけ
黒いカーテンが覆われた様な描き方を
しましたが、片目だけで見れば全体に
真っ黒とか視野(視界)が狭くなった?と
感じたら、眼科への受診をお薦めします。
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一過性脳虚血発作(TIA)について→第04回「急性期治療」
空間機能以外の右脳左脳の機能について
頭頂葉、後頭葉について→第023回「脳とリハビリ」
【前回】→第080回「メガネ③」
【次回】→第082回「メガネ⑤」
ランキング→【リハビリ】
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3Dデジタルカメラについて富士フィルムから
「FinePix REAL 3D W1
(ファインピックス リアル 3D W1)」
が販売されます。秋ごろ発売の見通しでしたが
8月8日と早く発売される事に。
店頭価格は6万前後と高めになるので
購入するなら、もう少し
普及してからの方がいいかな・・・?
マルチプレーン・カメラは、ウォルト・ディズニーカンパニーの
アニメーター兼ディレクター「アブ・アイワークス」氏が発明し、
「白雪姫」から取り入れられる様になりました。
一番手前にある建物が、奥の白雪姫や小人達の動きに
合わせて動き、その奥の背景も動くという
遠近感のある映像は、口頭ではその技術を伝え難い
ものですが・・・50年以上経った今でも、見劣りしない
アニメーションなので、観た事ない方は内容も含め
オススメしたい作品なので是非見てください。
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遊びで2コマ目の①の人物に背景を変えてみました。
人物の位置関係は同じですが、
「斜視」の方の場合、背景で遠近感を把握しているので
こういう時は、普通の人より距離感を掴み難くなります。
(次回へ続く)
【前回】→第081回「メガネ④」
【次回】→第083回「メガネ⑥」
ランキング→【リハビリ】
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(前回の続き)
深視力検査を受けた事ある方はご存知かと思いますが
色彩が少なく・・斜視の方や斜位が強い方だと
立体感・遠近感を掴むこのテストに受かる人は、
ほぼいないかと思います。といっても、斜視の方は
普通免許は取れます。大型免許や二種免許など
職業として運転する方に限り、深視力テストが実施されます。
ちなみにですが、脳梗塞(脳卒中)で半身マヒの後遺症が
残ってしまった方でも運転はできます。周囲の人は
免許取得に不安かもしれませんが、免許取得に
意欲があるのは、運転ができる様に
なりたいという事なので、目標がある事でリハビリ
に対する取り組み方やモチベーションなど、
目標がない時よりは、プラスに作用される事なので、
咎める事無く、手助けし、(一人でも安心して
運転できると感じるまで助手席で見守ったり)
自立できる環境作りを整える事も大切です。
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もしも普通免許で深視力テストが取り入れられる様になったら・・
もしかすると女性の方は深視力テストの為、
免許取得不可になる可能性があるのかもしれません。
というのも、女性は男性と比べ「空間認識能力」は劣っており
女性は地図が読めないとか、運転が苦手とかいうのは、
男性は右脳の機能を使う比率が高い一方で
女性は左脳の機能を使う比率が高い為、
右脳にしかない空間機能を活用する
男性の方が優れているという事になります・・
実はこれについて、私はすごくそれを感じた体験があり、
これもまた【維持期編】にて説明するかと思います。
深視力について→第079回「メガネ②」
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左(半側)空間無視のリハビリの一つとして挙げられる
【プリズム適応療法】は、「融像」が正常にできている人が
プリズム眼鏡によって
常に「斜位」状態にして「融像」をずらします。
裸眼で常に眼位が留まっている「斜視」とは違い、
眼球は動かせている「斜位」の状態で
眼球は両眼共、正位の位置で留まっているにも
関わらず、網膜情報では片眼が「斜視」の映像に
映っているので、斜位(時々斜視になる状態)の
場合は、眼球を動かして調整し、正位にする事で
解決しますが、眼球の位置が原因ではなく、
映像自体に問題がある事を脳は感じ取り、
その網膜情報(後頭葉)を頭頂葉(空間認識)で
修正されていった結果、プリズム適応療法
終了後、視野(視界)が広くという事になります。
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普通の生活をしていると、網膜情報を修正するとかは
しません。しかしリハビリをする事で「脳の可塑性」を
引き出し、新たなる機能が備わっていきます。
・・と書きましたが、専門家の指南を受けた訳
ではないので、100%鵜呑みにされず、
こんなカンジで行われる療法だという
感覚で捉えて頂ければ良いかと思います・・・
プリズム適応療法を受けたい方はリハビリ病院を
退院された頃にした方がよいかと思いますが、
この療法を実地している所があるのかは
よく分かりません・・・
【前回】→第082回「メガネ⑤」
【次回】→第084回「メガネ⑦」
ランキング→【リハビリ】
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逆さメガネについては、それを装着して体験されている方の
HPがあるので、興味のある方は読んでみてください。
面白い視界で、人間脳はどんな環境でも適応してしまう
んだなと感心しちゃいました。
ヒヨコの逆さメガネを行ったのはエッカード・ヘス博士で
博士自身も逆さメガネを着用し、可塑性について
研究されていました。
テイラー博士について→ 第041回「再生医療とリハビリ」
キンカチョウの幼鳥が、父鳥の歌声を聴いてなければ
「歌う」という機能自体が備わってなかったという事です。
「右脳の活性化」にて順を追って説明していきます。
【前回】→第083回「メガネ⑥」
【次回】→第085回「右脳の活性化①」
ランキング→【リハビリ】
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「アラキドン酸」は体内で生成する事ができない
物質で、動物性脂肪を摂取する事でしか、
体内で取り入れる事ができません。
その為、高齢者の方の認知症発症率は肉を摂取
する人しない人では、しない人の方が高い傾向です。
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βアミロイドが蓄積すると神経細胞が損傷する為、
ミクログリアがβアミロイドを食べ、除去しますが
・・・ミクログリアが過剰摂取をし、神経細胞も
食べていくで脳の神経細胞が減少していくという
事がアルツハイマー病の原因として有力な説
ではありますが・・・
近年はPTSD(心的外傷後ストレス障害)や喪失体験による
ホモシステイン酸の蓄積が危険因子となり、神経細胞を死滅
させていきアルツハイマー病の原因となるという説も
挙がってますが・・2010年1月20日インターネット上
の米国科学専門雑誌「PLoS ONE」にて
抗がん剤に使われる貝類のたんぱく質を
ホモシステイン酸と結合させてワクチンを開発し、
アルツハイマー病のマウスに投与した所、
症状が改善されたという記事が発表されました。
原因は色々な要因があると思われますが、
原因がハッキリするとワクチン開発が飛躍的に
向上するので、今後の発展に期待です。
アラキドン酸は、神経細胞(シナプス)を「新生」促進
させるという事もあり、赤ちゃんは母乳から摂り入れる事
ができます。母乳で育てると、赤ちゃんは動脈硬化になり
難くなり、将来、成人病予防になり、お母さんも母乳で
子供を育てた人だと、乳ガン、子宮ガンの発症率が
減るなど・・プラスにあらわれる事が多い様です。
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「直観像」をしている時、何故羽生さんの脳波が
アルファ波なのかは分かりません・・将棋がそれだけ
好きだという事なんでしょうか・・???羽生さんは
中学三年生でプロ棋士になり、仕事をしながら学業
という生活をされていた様ですが(中学生で収入が
あるというのは凄い)早い内に自分の好きな事が
仕事にできるのは、とても幸せな事ですね。
【前回】→第087回「右脳の活性化③」
【次回】→第089回「直観像記憶」
ランキング→【リハビリ】
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フラッシュ暗算ができる人は
「直観像記憶」が備わっています。
これもまた・・テレビを観ていた時に、暗算日本一
(フラッシュ暗算を披露されていました)の方が、
頭の中で算盤をはじいている事を述べられていたのを
覚えているので、間違いなく備わっているかと思います。
左脳による筆算式暗算では、とてもじゃないですが
処理する事ができません。左脳のシナプスは小さく
情報処理が右脳より劣っている為です。
シナプスについて→第085回「右脳の活性化①」
(直観像の備わり方についても↑右脳の活性化①~④で説明してます。)
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前回の記事にも描きましたが、直観像を身に付けている
プロ棋士の方々についても、将棋に興味を抱きだしてから、
将棋番組を観たりしますが・・
解説をするプロ棋士の方々は、解説をしている対局を
見て、過去に同じ様な指し手の順番があれば、いつ頃の
対局でも同じ指し手があった事をパッと話されるので・・
もちろん何の資料も手にしていません。
脳の使い方が違うんだなと感心させられたりします・・
今回の記事はこの記事→第066回「右脳の『直感』①」
で直観像について触れ、注解の為に作成しました。
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追記です。直観像記憶による記憶の衰えについて
「羽生善治 考える力」の書籍にて、中原誠十六世名人が
インタビューで仰られていた記述を抜粋させて頂きますが・・
――羽生さんも、いよいよ40代になろうとしています。
年齢的な影響はどんなものがあるでしょうか?
「そうですね。こればかりは誰もが避けられない
問題です。 羽生さんも年齢的にはそろそろ
大変な時期に入ってくるころかもしれませんね。
私の経験では、
若いころはハッキリと鮮明に見えていた
頭の中の映像が、 薄暗くなってきて、
次第にぼんやりとしか見えなくなって
きましたね。45歳から50歳ぐらいにそういう部分での
衰えというのが感じられたような気がします。」
衰えは仕方なく、それを補える何かがあれば
というニュアンスの事を羽生さん自身も仰られていました。
一ファンとして、何歳になっても、大山康晴十五世名人
の様に生涯現役で活躍される事を期待しつつ、
素晴らしい棋譜を残されていく事を楽しみにしてます。
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羽生善治 考える力 (別冊宝島 1666 ノンフィクション) 販売元:宝島社 |
【前回】→第088回「右脳の活性化④」
【次回】→第090回「直観像のタイプ①」
ランキング→【リハビリ】
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ADHDバックナンバー2011年5月28日からお読みください OT(作業療法)リハビリ① OT(作業療法)リハビリ② PT(理学療法)リハビリ① PT(理学療法)リハビリ② ST(言語療法)リハビリ① ST(言語療法)リハビリ② お金に関わる説明 お金に関わる説明① ブログの説明 リハビリ リハビリ① リハビリ② リハビリ施設見学 リハビリ病院でされた説明 リハビリ病院にて リハビリ病院にて① リハビリ病院にて② リハビリ病院にて③ 再生医療 医療制度説明 吃音症 慢性期で申請した事 救急病院にて 病状・後遺症の説明 病状・後遺症の説明① 病状・後遺症の説明② 病状・後遺症の説明③ 病状・後遺症の説明④ 病状・後遺症の説明⑤ 病状・後遺症の説明⑥ 癌 癌① 癌② 癌③ 癌④ 眼のしくみ 神経細胞① 神経細胞② 維持期で申請した事 維持期にて 維持期にて② 維持期にて③ 維持期リハビリ 維持期リハビリ① 維持期リハビリ② 羽生善治さん 脳のしくみ 脳のしくみ① 脳のしくみ② 脳のしくみ③ 脳のしくみ④ 脳のしくみ⑤ 薬について 説明 障害年金 障害年金①
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