羽生善治さん

2009年6月25日 (木)

第065回「イメージ⑥」⑥/6

065

羽生さん、名人防衛おめでとうございます!

このマンガを作成していた時、これをブログに

アップする頃、羽生さんは「名人」位なんだろうか?

と思ったりしてましたが・・いらぬ心配でした。(・∀・)

マンガの内容としては弟が倒れる前の出来事で・・

テレビで脳科学者の茂木さんが羽生さんの名前を

挙げて話をしていたりするのが何故か記憶に残って

いて(プロフェッショナルで繋がっていたというのも

ありますが・・)これだけ脳を使っている人だから、

茂木さんも脳科学として興味を大いに抱きますよね・・!

と大いに納得したりして・・

・・弟が倒れてからはマンガの投稿は保留しています。

自分の事や弟の事で、2008年は慌しかった

ですが、羽生さんは2008年、大活躍の年で、

その活躍を見るのが楽しみの一つでした。

【前回】→第064回「イメージ⑤」

【次回】→第066回「右脳の『直感』①」

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第066回「右脳の『直感』」①/4

066

去年「脳」について、録画をしていた番組の一つに、

たまたま羽生さんが出演し、この事を話されており、

盤を頭の中で浮かべて将棋を指している事を

述べられてました。

後に雑誌で確認すると、盤を浮かべる事が

できなければプロ棋士にはなれないと思いますが・・

という事が記述されており、なるほどと納得。

直観像について→第089回「直観像記憶」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

追記:「脳」について漫画を作成するにあたり

羽生善治さんを度々引用する事となります。

当初はこんなに引用すると思いませんでしたが・・

脳梗塞リハビリなどを扱った漫画ですが

「羽生善治さん」というカテゴリ作りました。

一つだけ浮いているカテゴリで目立ちます(笑)

【前回】→第065回「イメージ⑥」

【次回】→第067回「右脳の『直感』②」

去年の名人戦をキッカケに、

将棋を観戦する様になりました。

録画しているものの未公開も収録

されているから買うんだろうな・・(笑)

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第067回「右脳の『直感』②」②/4

067

プロ棋士が将棋を指す時の脳波は、

初めは右脳で指している事が多く

終局に近づくと殆ど左脳で指している

というデータが出ている様です。

序盤、実際の将棋盤で行われた

相手の指し手を見て、ある程度の

左脳は使用するかと思いますが、

長考に入れば、左脳で分析した事を

(どの道筋を選択するか切り捨てるか)

右脳の直観像で浮かべた将棋盤で

駒を動かし検討している・・?

終盤時は時間の読み上げに入れば

直観像を浮かべる時間がなく、実際の

盤を見て指すから左脳の脳波が反応する?

・・・と私見を入り混じらせ、このマンガ

描いてみたものの・・それが当て

はまるという確証は全くなく・・

羽生さん自身書かれた書籍

はまだ読んだ事がないので・・・(;´∀`)

羽生さんがどの様に考え、将棋を指して

いるかはご本人のみぞ知るという事ですね・・

【前回】→第066回「右脳の『直感』①」

【次回】→第068回「右脳の『直感』③」

↓近々読もうかと思っています。

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追記7/26。昨日、本が届きました。

読みやすかった事もあり

(将棋やチェスに対する知識が

ある程度あった為)、2~3時間

ほどで読めました。

羽生さんがテーマ別に原稿を書かれ、

それらの原稿に対し,

伊藤氏、松原氏が解説していきます。

「直感」(直観と記述)についても触れており、

羽生さんは読みの量は将棋を指す上級者

中級者の方と比べると少ないですが、

それは局面の流れを読まなくても

経験して流れを把握している為、

無駄なくと必要な流れだけを読んでいる為、

上級者の二倍近くの読みの速さを発揮

しているデータが興味深いです。

「次の一手」という問題で

067

次の一手が「2二歩」しかないという事を

約三秒(笑)で答えています。

瞬時に思い浮かべれる筋を何通りもストック

しているからこそ、読みを省略化し、

繋ぎ合わせる事ができているんだなぁ

と感心しました。これは将棋に限らず

日常に当てはめる事もでき、勉強法

についても記述されていましたが、

学生時代にこの事を頭にあれば、

もっと効率よく自分にあった学習法を

模索しながら、勉強しただろうな

ぁと・・今も勉強する事は多いですが・・

とまあ色々感心、納得、羽生さんの

能力に驚愕させられる一書です。

羽生さんの言葉は、将棋を指さない人

でも、様々な聞き手に対し、分かりやすく

説明してくれている所にも人柄を

感じたりします。

羽生さんはあとがきで、伊藤氏と

松原氏の解説を読み、自分の考えを

整理、発見できた事を書いていました。

私の感想は・・伊藤氏のあとがきと

同じですが、羽生さんを通して再確認

新しい観点を得る事ができ、

読んで良かったと思いました。

次は何読もう・・

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第068回「右脳の『直感』③」③/4

068

将棋棋士について、

羽生さんは7冠王となった時に初めて知りましたが、

何故か谷川浩司さんの事を羽生さんより前から知っていて・・

やはり関西の方だからかもしれませんが・・

あとは中原誠さんを存じてまして・・2008年で将棋に関する

ニュースはチェックしていたのですが、色んな棋士の方の

名前を覚える様にもなりまして、2008年8月に中原さんが

脳内出血で緊急入院されたというニュースを見た時、

早期ならマヒが残らずに済むだろうから、

また将棋をさせると思っていました・・・

後にリハビリに励んでいるというニュースを見て、

片マヒが残ってしまったんだな・・と思い、

2009年3月に引退を表明され、

その時のニュース記事の写真で拝見しましたが、

弟と同じく左半身マヒが残ったんだと知りました。

今更ですが・・中原永世名人、長い間お疲れ様でした。

【前回】→第067回「右脳の『直感』②」

【次回】→第069回「右脳の『直感』④」

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2009年6月26日 (金)

第070回「右脳の『芸術』①」①/2

070

【前回】→第069回「右脳の『直感』④」

【次回】→第071回「右脳の『芸術』②」

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2009年6月27日 (土)

第088回「右脳の活性化④」④/4

088

アラキドン酸」は体内で生成する事ができない

物質で、動物性脂肪を摂取する事でしか、

体内で取り入れる事ができません。

その為、高齢者の方の認知症発症率は肉を摂取

する人しない人では、しない人の方が高い傾向です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

βアミロイドが蓄積すると神経細胞が損傷する為、

ミクログリアがβアミロイドを食べ、除去しますが

・・・ミクログリアが過剰摂取をし、神経細胞も

食べていくで脳の神経細胞が減少していくという

事がアルツハイマー病の原因として有力な説

ではありますが・・・

近年はPTSD(心的外傷後ストレス障害)や喪失体験による

ホモシステイン酸の蓄積が危険因子となり、神経細胞を死滅

させていきアルツハイマー病の原因となるという説も

挙がってますが・・2010年1月20日インターネット上

の米国科学専門雑誌「PLoS ONE」にて

抗がん剤に使われる貝類のたんぱく質を

ホモシステイン酸と結合させてワクチンを開発し、

アルツハイマー病のマウスに投与した所、

症状が改善されたという記事が発表されました。

原因は色々な要因があると思われますが、

原因がハッキリするとワクチン開発が飛躍的に

向上するので、今後の発展に期待です。

088

アラキドン酸は、神経細胞(シナプス)を「新生」促進

させるという事もあり、赤ちゃんは母乳から摂り入れる事

ができます。母乳で育てると、赤ちゃんは動脈硬化になり

難くなり、将来、成人病予防になり、お母さんも母乳で

子供を育てた人だと、乳ガン、子宮ガンの発症率が

減るなど・・プラスにあらわれる事が多い様です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

直観像」をしている時、何故羽生さんの脳波が

アルファ波なのかは分かりません・・将棋がそれだけ

好きだという事なんでしょうか・・???羽生さんは

中学三年生でプロ棋士になり、仕事をしながら学業

という生活をされていた様ですが(中学生で収入が

あるというのは凄い)早い内に自分の好きな事が

仕事にできるのは、とても幸せな事ですね。

【前回】→第087回「右脳の活性化③」

【次回】→第089回「直観像記憶」

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第089回「直観像記憶」

089

フラッシュ暗算ができる人は

直観像記憶」が備わっています。

これもまた・・テレビを観ていた時に、暗算日本一

(フラッシュ暗算を披露されていました)の方が、

頭の中で算盤をはじいている事を述べられていたのを

覚えているので、間違いなく備わっているかと思います。

左脳による筆算式暗算では、とてもじゃないですが

処理する事ができません。左脳のシナプスは小さく

情報処理が右脳より劣っている為です。

シナプスについて→第085回「右脳の活性化①」

(直観像の備わり方についても↑右脳の活性化①~④で説明してます。)

―――――――――――――――――――――――――――――――――

前回の記事にも描きましたが、直観像を身に付けている

プロ棋士の方々についても、将棋に興味を抱きだしてから、

将棋番組を観たりしますが・・

解説をするプロ棋士の方々は、解説をしている対局を

見て、過去に同じ様な指し手の順番があれば、いつ頃の

対局でも同じ指し手があった事をパッと話されるので・・

もちろん何の資料も手にしていません。

脳の使い方が違うんだなと感心させられたりします・・

今回の記事はこの記事→第066回「右脳の『直感』①」

直観像について触れ、注解の為に作成しました。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

追記です。直観像記憶による記憶の衰えについて

「羽生善治 考える力」の書籍にて、中原誠十六世名人が

インタビューで仰られていた記述を抜粋させて頂きますが・・

――羽生さんも、いよいよ40代になろうとしています。

   年齢的な影響はどんなものがあるでしょうか?

「そうですね。こればかりは誰もが避けられない

 問題です。 羽生さんも年齢的にはそろそろ

 大変な時期に入ってくるころかもしれませんね。

 私の経験では、

  若いころはハッキリと鮮明に見えていた

 頭の中の映像が、  薄暗くなってきて、

 次第にぼんやりとしか見えなくなって

  きましたね。45歳から50歳ぐらいにそういう部分での

 衰えというのが感じられたような気がします。」

 衰えは仕方なく、それを補える何かがあれば

  というニュアンスの事を羽生さん自身も仰られていました。

一ファンとして、何歳になっても、大山康晴十五世名人

  の様に生涯現役で活躍される事を期待しつつ、

 素晴らしい棋譜を残されていく事を楽しみにしてます

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【前回】→第088回「右脳の活性化④」

【次回】→第090回「直観像のタイプ①」 

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2009年9月18日 (金)

第160回「ゲームでリハビリ」

160

個室の利点は周囲に気を遣う事なく落ち着ける事です。

ゲームをしようと思えばリハビリの時間以外ならゲーム

ができます。ゲームも脳に刺激与えます。しかし、

その「ゲーム」のルールを把握し、惰性で行う様になると、

前頭前野が全く働かなくなります。

これは、将棋や囲碁でも同じ事で、将棋棋士の羽生善治

さんは、対局前、詰め将棋を頭の準備体操として習慣化

しています。

詰め将棋をしている時の脳波は思考を司る

前頭前野は全く活動してなく、

大脳基底核尾状核が活発に働いてます。

(将棋をする人が必ずというわけでなく

羽生さん(プロ棋士)の場合です)

大脳基底核尾状核とは、行動の習慣化を司る

部位で、パソコンのキーボードを

見ずに文字が打てる様になるのも、

大脳基底核尾状核が働き、行動を高速化

させています。

第067回「右脳の『直感』②」で追記していますが、

大脳基底核尾状核が働く事で瞬時に既存の読みを

省略化ができ、短い時間で幅広い手筋を読む事が

できる為、意外な手が生まれる可能性が高いです。

――――――――――――――――――――――――――

つまり、同じゲームをずっと行っていると前頭前野が

働かないのは当然で、大脳基底核尾状核が活発に

働いていると思われます。別のゲームをする事は、

新しい事なので、前頭前野が働きます。

そして大脳基底核尾状核に習慣化のストックがされて

いるほど、似た状況に出会った時、思考せずとも

瞬時に行える様になり、思考の省略化される事で、

省略分の時間獲得で、新しい思考を付加し易くなり、

直感が生み出され易い、脳(神経細胞)ネットワーク

が築かれます。

―――――――――――――――――――――――――

たかがゲームですが、脳トレや勉強系、

マナーなどのゲームを反復してずっと行うと・・・

大脳基底核尾状核が働く程、習慣付いたもの

なると瞬時に引き出せる様になる・・・・

という脳の働きにさせるまで行うのは

かなり訓練しないと難しいですが(;´∀`)

古いゲームを繰り返してやるのは、

脳の刺激が少ないですが新しいゲームを

するのは脳に色んな刺激を

与えられているかと思われます。

――――――――――――――――――――――――――――

2009年7月11日

NHK総合「追跡!AtoZ」『脳の秘密 未来はどう変わる?』

参考に記事を作成しました。将棋=ゲームと脳の働きに

ついてまとめてみたものの、この理屈でいいのかなぁ・・?

と迷いを抱いています。この番組で

羽生さんが出演されており、詰め将棋をしながら

(問題表示は一秒だけ)脳の反応を見て

いたので「前頭前野」は反応せず

「大脳基底核尾状核」が反応していたという

実証に絡めてまとめました。

脳って本当に面白いですねぇ。

(水野晴郎さん調)

【前回】→第159回「合算高額療養費」

【次回】→第161回「短下肢装具」

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