サヴァン症候群の方は世界で100人ほどと言われています。
サヴァン症候群の直観像の記憶範囲にも個人差はあるとは
思われますが、後天的に直観像を得ている人と比べると、
右脳の使用領域が先天的に広範囲のサヴァン症候群の
方が広範囲の記憶力を発揮するかと思われます。
サヴァン症候群について先天性、後天性とあるという事ですが・・
サヴァン症候群は、先天性については、何らかの原因で
左脳が損傷し、右脳にあった神経細胞が補助した結果、
左脳の機能が衰える代わりに、右脳のネットワークは広がり、
特殊な能力が開花するというメカニズムです。
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後天性について、サヴァンとまではいいませんが、私の従姉が
大きな事故をし、頭を損傷してしまいましたが・・・その後、
伯父や父などが口を揃えて、事故の後、頭が良くなった、
成績が上がったと(事故前はあまり良くなかったらしいです)
その話を何度も聞いているので、後天性サヴァン症候群は
実際にあるんだろうなと思います。
大人になってから、驚異的な能力を身に付けた人
の例としてはルーディガー・ガム氏で、20か21歳の
頃、数字に関する本を読んでいた時に累乗の表を
見て、累乗に興味を持ち・・それから一日8時間以上、
数学を勉強し続けた結果、
驚異的な計算能力が身に付きました。
何桁でも即答して答える事ができ、
1930年から2030年までの間で11月23日が
木曜日だった年を全て答えなさい
という複雑な問題をわずか一分で答えを導き出し、
解答(=1933,1939,1944,1950,1961,1967,1972,2000,2028年)
していました。
当然、左脳でできる計算式でなく、直観像を身に
付いてなければ、【→第85回右脳の活性化①】
高速で計算処理ができないので
(ルーディガー氏の場合、累乗の表を瞬時で
導き出せる上に複雑な計算法にも高速処理
できるかと思われます)大人になってからも、
毎日集中して行えば
(重要なのは『好き』でやっている事)
脳が対応していくという事です。
【前回】→第092回「直観像のタイプ③」
【次回】→第094回「マンガを読む」
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