第024回目「流動食」
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3コマ目の出来事を目の当たりにし、
これが左(半側)空間無視なのかと
実感するのでした。<半側身体失認>とは、
マヒ側の半身を認識していない状態です。
つまり、機能している右半身が全身の感覚という脳が
誤認識した状態で、マヒをしている半身は自分の身体と
認識していないので、この頃は半身がマヒしていると
いう感覚はないです。
その上、半側空間無視と半側を認識していない
状態なので、3コマ目の様な事になりました。
弟からすると、何故か「手」だけが自分の
右二の腕に触れているのか?誰かの腕だけの
感触はあるけど、左側には誰もいない
・・と、とても不可思議な感覚だったかと思われます。
空間認知は左脳右脳共に存在していますが
空間認知の殆どが右脳に局在しているというのが
定説化しているので障害としては、右脳側を損傷
すると半側空間無視などが表われ易いです。
同名半盲について↓
【前回】→第025回「吸引」
【次回】→第027回「『左』半身マヒ②」
<カテゴリ>→ OT(作業療法)リハビリ②
ランキング→【リハビリ】
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「失語症」については、右利きで左脳損傷
時、右半身マヒの方に表れる症状です。
左半身マヒの人でも「交叉性失語」といい、
純粋な右利きでも失語症が見られる事があります。
交叉性失語の場合、回復しやすいのが特徴ですが
弟にそれが当てはまるのかは、よく分かりません。
失語症を発症するのは、脳に存在する
言語中枢が関係している為ですが、
言語中枢については→【第046回「吃音症②」】
にて詳しく説明しています。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
前回の記事にて、右脳は空間認知機能が
局在している為、右脳損傷時の特徴として、
半側空間無視が表われ、
左脳は言語認知機能が局在している為、
左脳損傷時の特徴として、失語症(失読症)などが表われます。
ちなみに言語中枢(左脳)が活性化している時、
空間認知機能(左脳)は言語中枢と常に繋がっている関係
なので、活性化し易く、言葉を発しようとすれば、空間認知
機能にも強い刺激を与えている為、右脳損傷時よりは
空間認知ができるという事かもしれません。
【前回】→第026回「『左』半身マヒ①」
【次回】→第028回「リハビリの先生」
<カテゴリ>→ST(言語療法)リハビリ②
ランキング→【リハビリ】
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脳梗塞を発症してから、栄養は流動食を
胃に直接摂取していたものの、ずーーっと
水分を摂取できず、歯や口の中がカラカラ
だったので、良かったなぁと思いながら、
この時の様子を見てました。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
脳卒中の患者さんの多くが高齢者の方なので、
誤嚥性肺炎を引き起こすと死亡するケースもあり
かなり慎重に水分摂取を診合わせられます。
日本人の死亡原因・三大疾病で挙げられる
「悪性新生物(ガン)・心疾患(心筋梗塞)・
脳血管疾患(脳卒中)」上位3つの次に
あたる第4位が「肺炎」なので軽く
みてはいけません。
STの先生にとっては一番神経を遣う時期かもしれませんね。
―――――――――――――――――――――――――――――
嚥下障害のリハビリについては、リハビリというよりは
予防ですが・・・アゴ下を意識して伸ばし、
首を回していく事で、
刺激を与えると良いみたいです。
追記です:弟は嚥下については順調に回復して
いった方なので、口のリハビリといえば、
のどのアイスマッサージぐらいでしたが、
(氷水で浸した綿棒で口内を刺激し、
嚥下を促すマッサージです)
こちらのHPが参考になるかと思います
嚥下障害が長期間ある方は「嚥下体操」を
やるみたいです。こちらのHPを参考に食事前
などに動かし難いのなら、ご家族の方が介助を
しながら行ってみる嚥下しやすくなります。
こちらをクリック→【嚥下体操】
【前回】→第028回「リハビリの先生」
【次回】→第030回「食事」
ランキング→【リハビリ】
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脳神経外科病棟にて、脳神経外科の患者さんが
集まる食堂(デイルーム)で年齢層を観察していましたが・・
20代は弟一人。30代は女性の方が一人。
共に減圧開頭術を受け、髪を剃っていました。
40代の方は見当たらず、50代の方は男女二人。
お二人は急性期治療で早期で血栓を開通
できたのか、両手を両足を動かし、食事を
食べていました。脳神経外科なんで
一番発症率の高い脳梗塞が多いとはいえ
脳内出血、くも膜下出血か分かりませんが・・
大きな障害を残さず、助かっている方も存在
しています。あとは60代以上の高齢者の
方々が9割です。50代の男女の方以外の人が、
片側にマヒが残っており、マヒの状態が強い方は、
看護士さんやヘルパーさんに食事介護を
受けられてました。70~80歳ぐらいの女性
の方が減圧開頭術の痕があり、その方以外は
高齢者の方で減圧開頭術を受ける事は殆ど
ないんだな~と弟の見守りをしつつ、
周囲の観察ばかりしてました。
――――――――――――――――――――――――――――――――
食事中の見守りについては、スプーンとお箸が
あれば自分で口に運ぶ事できたので、介助は
しませんでした。
(お箸やスプーンを使う事もリハビリになるので)
左側に置かれている食事を見落とした時や
左の口元のおかずやゴハン粒が付いていた時の指摘、
トロミ剤を混ぜたお茶を作ったりなどをしてました。
【前回】→第029回「嚥下測定」
【次回】→第031回「刺激」
ランキング→【リハビリ】
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「中枢性疼痛」は少しでも触れられると痛くて仕方なく・・・
リハビリの指導をするにも、身体に触れる事が難しい為、
リハビリに遅れが生じてしまいます・・
中枢性疼痛は、視床痛(視床梗塞、視床出血)
、脳卒中(脳梗塞、脳出血)、脳幹病変などが
原因で発症します。
例えば夏場で扇風機やクーラーの風が
身体に当たるだけでも痛いという方もいます。
脳卒中を発症し、末梢性疼痛の痛みを
知っている人は中枢性疼痛がどれだけ
辛いかは理解、共感しているかと思います。
(中枢性は末梢性の痛みの数倍以上あるかと思われます)
こちらのHP↓がかなり参考になるかと思います。
奥様が中枢性疼痛に苦しみ、その痛み
苦しみを周囲への理解を
深めさせたい為に作成されたHPです。
脊髄損傷による中枢性疼痛の場合、全身に表われます。
上記で挙げた(脳疾患)原因による
中枢性疼痛の場合は半身です。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
疼痛の痛みを知らない人にとってこの痛みはどの様な事か
あまり理解されていない現状(発症頻度が低い事もあり)で、
その為、中枢性疼痛の患者さんに対する接し方、
介護、介助なども定まっておらず、現場(救急病院)の方
は手探りで行っている現状かと思われます。
(中枢性疼痛という言葉自体知らない方もいるかもしれません)
リハビリ病院の場合、感覚障害の判定が
あるので、分かっているかと思いますが・・
(先生、看護士、PT、OT、STの連携ができていれば・・)
今現在中枢性疼痛の決定的な治療法は確立してません。
中枢性疼痛に対する対応→【PDF形式】
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
あと考えられる治療法は再生医療でしょうか・・・?
(中枢性疼痛による再生医療確立はしてません。
これは私見ですので、参考程度に留めて下さい)
再生医療について→再生医療
【前回】→第033回「しびれ①」
【次回】→第035回「神経細胞①」
ランキング→【リハビリ】
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弟がお喋りになった事はプラスかもと思ったりします。
お祖父ちゃんは、元々言い方がキツい方だった様ですが、
脳出血を発症した後、更にワガママとなり、感情を爆発
しやすくなった様です。孫なんで、そんなワガママな姿を
一切見てなく(見せてないだけ?)弟が脳梗塞に
ならなかったら、お祖父ちゃんのそんな面を知る事は
なかったんだろうなと思ったりします。
お祖父ちゃんも弟も「性格」が変わってしまったというよりは・・
身体が不自由になった事により、他の人に自分の事を伝えようと
多弁となり、理解してもらおうとしているのかとも思います。
前頭連合野の前頭眼窩野(ぜんとうがんかや)は
情動の抑制を司ると言われ、この部位を損傷し、
真面目だった人が無責任で衝動的な性格になった
という例(フィニアス・ゲージ)があります。
――――――――――――――――――――――――
言語を発するというのは、一般的には言語中枢が
ある左脳→第046回「吃音症②」で行いますが・・
男性は左脳で会話を行いますが、(個人差はあります)
女性は右脳も使いながら会話を行います。
女性は感情を交えながら、時には本筋とは関係ない会話へ
展開し(脳梁の違いで、本筋と別の話を同時進行できる。
本筋へも戻れる)→第045回「吃音症①」
記憶なども、感情が反映された記憶が多い傾向です。
男性からみると、関係ない話をする女性の会話内容に
理解ができなかったり、何故、昔の記憶を引き出して
怒ってくるのか、わざわざ記念日というものを
覚えている所など理解できないかと思われます(笑)が、
(女性からすると男性が覚えてない事が理解できなかったり)
これもまた男女の脳の特徴(全て当てはまるとは限りません)
なので、お互いに特徴を理解し、程よい距離感で付き合えば
いいかと思われます。
【前回】→第042回「マッサージ」
【次回】→第044回「朝の習慣」
ランキング→【リハビリ】
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