第044回「朝の習慣」
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脳梗塞(脳卒中)の後遺症として、表面的には見え難い
障害が、「吃音(きつおん)」です。
一般的なイメージの「どもる」は連続型の吃音か
構音障害(口の麻痺による)によって言葉が上手く発せません。
脳梁が太いと左脳右脳の連動性が高くなり、
多くの情報に対し、同時処理ができます。
一方・・男性の脳梁は、女性と比べると細いですが
部分的に脳を使用する事ができる為、一つの事に対し、
女性の脳以上に集中する事ができます。
女性は、家にいて食事を作り、時間を持て
余している間に洗濯物を取り込んだり、
掃除をしたりと、全く別の行動に切り替え
同時に行えるのが女性脳の特徴です。
一つ一つの仕事に対する完成度はやはり
男性脳の方が女性脳より優れていますが、
一つの事を始めると、その作業を保留して
別の作業へと切り替える事ができないのが
男性脳の特徴です。
仕事は男性。家庭は女性。
・・と向いている役割が自然とおさまります。
統計的に脳梁は女性は太く、
男性は細いという特徴ですが
もちろん男性で女性脳、女性で男性脳
って人は今の世の中では溢れているので
男性だからこうだ~女性だからこうだ~
と脳梁の太さは、人それぞれなので
必ず当てはまる事でもないです。
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ADHDなどの原因の一つとして脳梁の前方が
細いという報告があります。
「片付けられない女性」というフレーズを
耳にした事がある方も多いかもしれませんが
ADHD(注意欠陥・多動性障害)
を発症すると、女性の脳梁は統計的に太いので、
並行して作業を行う事ができるはずが、
それまでやっていた事を忘れ、他の事を始めたり
する傾向があります。ADHDの方は、仕事に
まで支障がでてしまうので、周囲からの理解、
自分ができる事を把握し、工夫をしながら
生活環境を整えていく事を大切です。
ADHDについて描いてみました→第320回「AD/HD①」
【前回】→第044回「朝の習慣」
【次回】→第046回「吃音症②」
ランキング→【リハビリ】
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弛緩性マヒと痙性マヒについて描いてみました。
第033回「しびれ①」を引用すると、弛緩性から
痙性マヒになるのは、脳卒中により脳細胞(神経細胞)
が損傷した時、神経回路が混乱し、身体を動かすという
伝達(脳からの命令)できなくなる為、全く動かせなった状態が
「弛緩性マヒ」です。その間に、急性期治療により、
脳細胞(神経細胞)の損傷が最小限に抑えられれば、
リハビリにより神経回路を開通させ、再び身体を
動かす事ができますが・・脳細胞(神経細胞)が壊死
してしまうと中枢神経(第036回「神経細胞②」)は
新生する事ができない(最近は新生できるという
見解になりつつあります)為、神経回路が損傷した
状態なので、身体を動かす事ができません。
リハビリによって、身体を動かそうと(中枢)神経
細胞は働きかけていますが、残った
神経細胞同士で新たな神経回線を開
拓しながらなので、脳卒中発症前と比べる
と身体のコントロールができてない状態です。
身体を動かそうとする脳からの信号は
何度も出されたとしても、神経回路が整って
いない為、身体になかなか伝わらず、亢進
(過剰な命令)状態だけが続いているのが
「痙性マヒ」として現れています。
身体を動かし続ける=リハビリに
よって脳から発せられる信号を整える事も
目標の一つです。亢進状態もリハビリをした分、
緩和されていきます。
【前回】→第057回「下肢装具」
【次回】→第059回「初めての一歩」
ランキング→【リハビリ】
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テイラー博士について取り上げた記事→第041回「再生医療とリハビリ」
【前回】→第071回「右脳の『芸術』②」
【次回】→第073回「意思疎通②」
テイラー博士が行ったリハビリや発症から
回復までの軌跡が書かれています。
噛み砕いた言葉で書かれていたので
読みやすかったです。↓
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奇跡の脳 著者:ジル・ボルト テイラー |
ランキング→【リハビリ】
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全ての親戚を調べたわけではないので、脳梗塞を
発症した人が身内にいたのかは不明ですが・・・
後に深部静脈血栓症で入院し、血栓自体は他の原因で
できているという事が判明しました。この話もまた
原因自体もおそらく・・という事も含め、【維持期編】で描きます。
更新しました→第233回「生命保険」の回
「その後」というので描いてます。
ラクナ梗塞が脳梗塞を発症する原因の半数を占め、
高血圧が原因です。高血圧は様々な疾患
(脳梗塞、心筋梗塞)なども引き起こします。
高血圧になると、血流の流れも不安定になり、
臓器にも大きな負担がかかります。
中心血圧を測定し、自分の身体を正確に
把握しておく事をお薦めします。
中心血圧について→第004回「急性期治療」
【前回】→第075回「薬」
【次回】→第077回「光イタい」
ランキング→【リハビリ】
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セロトニンは、ノルアドレナリンもコントロールしてくれる
ホルモン物質で、ノルアドレナリンによって、不安、
ストレスが蓄積する所を、セロトニンが感情を抑え、
精神を安定させる働きがある為、
うつ病の方は太陽を浴び、セロトニンを吸収する事
で進行を抑えさせたりします。あとはリズム運動(ガム
を15分ぐらい噛むだけでもOK)などもセロトニンを
増やします。
ノルアドレナリンについて→第064回「イメージ⑤」
【前回】→第076回「原因不明」
【次回】→第078回「メガネ①」
ランキング→【リハビリ】
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とうとう「めがね」の回がやってきました。
マンガ作成にあたり・・素人なので、全く分からない
状態から調べて作成してきた事なので、専門家の
方が見たら間違いを指摘されるんじゃないかな?
と思いつつ、公開してみました。
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斜視=テリー伊藤さんを思い浮かべる方が
多いかもしれませんね。テリー伊藤さんは
手術で斜視を正視にし、術後の経過も順調の様です。
プリズム適応療法が、同名半盲の治療に行われているかの
様な記述(論文などで)を見かけたものの、実施しているかは
分かりません。左(半側)空間無視より同名半盲の方が視野が
欠けていると感じるのは辛いでしょうからね・・・。
【前回】→第077回「光イタい」
【次回】→第079回「メガネ②」
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左半身マヒの場合、
右脳の頭頂葉「空間機能」、後頭葉を損傷した事で
「左(半側)空間無視」と「同名半盲」を同時発症する事があり
右半身マヒの場合、
左脳の後頭葉を損傷した事で「同名半盲」を発症します。
空間認知は右脳だけの機能なので、
右半身マヒの方が半側空間無視を
発症する事はないです。
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「一過性黒内症」を引用したのは、
半側空間無視の説明をするにあたり、
同時発症をする同名半盲の視野(視界)に
違い(どちらも視野が欠けている映像)がなく、
(欠けている事を認識しているか(同名半盲)、
してないか(半側(左)空間無視)の違いです)
その為、絵で分かりやすく説明する為に
引用しただけなので、脳卒中後の慢性期に、
左空間無視と一過性黒内症を同時発症と
いう状態になる事はないかと思われます。
本来「一過性黒内症」とは脳梗塞の前兆で
「一過性脳虚血発作(TIA)」に含まれる
症状です。このマンガの絵では端っこだけ
黒いカーテンが覆われた様な描き方を
しましたが、片目だけで見れば全体に
真っ黒とか視野(視界)が狭くなった?と
感じたら、眼科への受診をお薦めします。
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一過性脳虚血発作(TIA)について→第04回「急性期治療」
空間機能以外の右脳左脳の機能について
頭頂葉、後頭葉について→第023回「脳とリハビリ」
【前回】→第080回「メガネ③」
【次回】→第082回「メガネ⑤」
ランキング→【リハビリ】
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ADHDバックナンバー2011年5月28日からお読みください OT(作業療法)リハビリ① OT(作業療法)リハビリ② PT(理学療法)リハビリ① PT(理学療法)リハビリ② ST(言語療法)リハビリ① ST(言語療法)リハビリ② お金に関わる説明 お金に関わる説明① ブログの説明 リハビリ リハビリ① リハビリ② リハビリ施設見学 リハビリ病院でされた説明 リハビリ病院にて リハビリ病院にて① リハビリ病院にて② リハビリ病院にて③ 再生医療 医療制度説明 吃音症 慢性期で申請した事 救急病院にて 病状・後遺症の説明 病状・後遺症の説明① 病状・後遺症の説明② 病状・後遺症の説明③ 病状・後遺症の説明④ 病状・後遺症の説明⑤ 病状・後遺症の説明⑥ 癌 癌① 癌② 癌③ 癌④ 眼のしくみ 神経細胞① 神経細胞② 維持期で申請した事 維持期にて 維持期にて② 維持期にて③ 維持期リハビリ 維持期リハビリ① 維持期リハビリ② 羽生善治さん 脳のしくみ 脳のしくみ① 脳のしくみ② 脳のしくみ③ 脳のしくみ④ 脳のしくみ⑤ 薬について 説明 障害年金 障害年金①
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