OT(作業療法)リハビリ①

2009年6月23日 (火)

第026回「『左』半身マヒ①」①/2

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3コマ目の出来事を目の当たりにし、

これが左(半側)空間無視なのかと

実感するのでした。<半側身体失認>とは、

マヒ側の半身を認識していない状態です。

つまり、機能している右半身が全身の感覚という脳が

誤認識した状態で、マヒをしている半身は自分の身体と

認識していないので、この頃は半身がマヒしていると

いう感覚はないです。

その上、半側空間無視と半側を認識していない

状態なので、3コマ目の様な事になりました。

弟からすると、何故か「手」だけが自分の

右二の腕に触れているのか?誰かの腕だけの

感触はあるけど、左側には誰もいない

・・と、とても不可思議な感覚だったかと思われます。

空間認知は左脳右脳共に存在していますが

空間認知の殆どが右脳に局在しているというのが

定説化しているので障害としては、右脳側を損傷

すると半側空間無視などが表われ易いです。

同名半盲について↓

第078回「メガネ①」第081回「メガネ④」

【前回】→第025回「吸引」

【次回】→第027回「『左』半身マヒ②」

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2009年6月24日 (水)

第042回「マッサージ」

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OTの意味が分からない方→第028回「リハビリの先生」

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2009年9月15日 (火)

第120回「OT開始」

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救急病院のリハビリでは歩行練習を行う時、

三角巾でマヒした腕を固定して練習していましたが・・

リハビリ病院では、腕の神経細胞に働きかけなければ

ならない時期で、三角巾を使うと、腕の動きが制限

されるので、亜脱臼が酷い人でない限り、歩行練習時に

三角巾を使っている人は殆どいませんでした。

(一人だけお見かけしましたが)

【前回】→第119回「PT開始」

【次回】→第121回「ST開始」

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2009年9月16日 (水)

第123回「OT①『車椅子』」

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感覚機能がマヒしている場合→第034回「しびれ②」

皮膚の感覚がないので、車輪に巻き込まれても

気が付かない場合があります。

OTの先生は手が血だらけになっていても

気が付いていない患者さんを見た事がある様で、

肘台をアームレストに固定する時、腕がズレ落ちない様、

慎重に肘台調整を行っていました。

【前回】→第122回「PT①『装具』」

【次回】→第124回「ST①『記憶』」

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第131回「OT②『更衣』」

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この更衣がかなり大変です。

リハビリ病院では、運動する為に動きやすい

服装(Tシャツ、ジャージ)をしていますが、

就寝時、パジャマに着替える事を義務付けられています。

そして、朝になるとパジャマからTシャツジャージに着替え、

毎日、更衣のリハビリをする事となります。

【前回】→第130回「PT②『直立』」

【次回】→第132回「ST②『発音』」

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第136回「OT③『日常生活動作』」

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ADL①②の回でも説明しましたが

第125回「ADL①」第126回「ADL②」

日常生活動作を身に付ける事が最優先です。

【前回】→第135回「PT③『確認』」

【次回】→第137回「ST③『文字探し』」

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2009年9月17日 (木)

第144回「OT④『支える』」

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マヒしていた腕が簡単に動かせるわけでもなく、

初めは自分の意思で制御する事から始まります。

腕をジッとさせる事も難しいです。これができてくると

動かしたりし、そして指が動かせるようになると

掴んだりしていく・・・という、一つ一つステップを

達成していきます。

【前回】→第143回「PT④『歩行』」

【次回】→第145回「ST④『テスト』」

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第148回「OT⑤『CI療法』」

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CI療法を受ける条件は・・・

こちらのHP→ 兵庫医科大学HPが参考になりますが

●マヒ側の手首を、手の甲の側に20度以上動かせる。

●親指を含む3本指を自力で10度以上伸ばせる 。

●患者自身がCI療法に強く希望している。

これらの条件をクリアしてなければCI療法を受ける事が

できます。CI療法が「強制使用法」と呼ばれている通り、

長時間、手を使用するのでストレスが溜まりやすいので、

患者自身がそれを理解してなければなりません。

【前回】→第147回「クローヌス」

【次回】→第149回「ST⑤『トランプ』」

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第151回「OT⑥『腕曲げ』」

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「先生が腕を動かす事で、俺に

自信をつけさせようとしている」と訝っていました(笑)が・・

マヒが強い状態なので、曲げようとする「大きな力」が

入らない為、先生は「初動負荷」を補助してくれます。

弟がどこから動かせる範囲なのかを見合わせながら

補助していますので、先生が補助する「初動負荷」の力と

自身の力で腕を曲げる事ができます。先生の補助は初めは

広い範囲とは思われますが、曲げる回数が増える事で

神経細胞が伝達される環境を整え、自分の力で腕を曲げれる

ようになっていき、次第と先生の補助が少なくなっていきます。

何事も段階を踏んで、リハビリが行われます。

足の場合、初動負荷の補助ではなく、弛緩性マヒの足を

何度も繰り返し、前に出すように押し出します

第059回「初めての一歩」

【前回】→第150回「PT⑥『左への横歩き』」

【次回】→第152回「ST⑥『ウィスコンシン・カード』」

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2009年9月18日 (金)

第157回「OT⑦『握る』」

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関節可動域訓練については→【PFD形式】

リハビリ病院を退院してからでも行えるので

毎日指を伸ばし続ける事が大切です。

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【前回】→第156回「PT⑦『後ろ歩き』」

【次回】→第158回「ST⑦『判定』」

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