第027回「『左』半身マヒ②」②/2
「失語症」については、右利きで左脳損傷
時、右半身マヒの方に表れる症状です。
左半身マヒの人でも「交叉性失語」といい、
純粋な右利きでも失語症が見られる事があります。
交叉性失語の場合、回復しやすいのが特徴ですが
弟にそれが当てはまるのかは、よく分かりません。
失語症を発症するのは、脳に存在する
言語中枢が関係している為ですが、
言語中枢については→【第046回「吃音症②」】
にて詳しく説明しています。
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前回の記事にて、右脳は空間認知機能が
局在している為、右脳損傷時の特徴として、
半側空間無視が表われ、
左脳は言語認知機能が局在している為、
左脳損傷時の特徴として、失語症(失読症)などが表われます。
ちなみに言語中枢(左脳)が活性化している時、
空間認知機能(左脳)は言語中枢と常に繋がっている関係
なので、活性化し易く、言葉を発しようとすれば、空間認知
機能にも強い刺激を与えている為、右脳損傷時よりは
空間認知ができるという事かもしれません。
【前回】→第026回「『左』半身マヒ①」
【次回】→第028回「リハビリの先生」
<カテゴリ>→ST(言語療法)リハビリ②
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