ST(言語療法)リハビリ①

2009年6月23日 (火)

第027回「『左』半身マヒ②」②/2

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「失語症」については、右利きで左脳損傷

時、右半身マヒの方に表れる症状です。

左半身マヒの人でも「交叉性失語」といい、

純粋な右利きでも失語症が見られる事があります。

交叉性失語の場合、回復しやすいのが特徴ですが

弟にそれが当てはまるのかは、よく分かりません。

失語症を発症するのは、脳に存在する

言語中枢が関係している為ですが、

言語中枢については→【第046回「吃音症②」】

にて詳しく説明しています。

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前回の記事にて、右脳は空間認知機能が

局在している為、右脳損傷時の特徴として、

半側空間無視が表われ、

左脳は言語認知機能が局在している為、

左脳損傷時の特徴として、失語症(失読症)などが表われます。

ちなみに言語中枢(左脳)が活性化している時、

空間認知機能(左脳)は言語中枢と常に繋がっている関係

なので、活性化し易く、言葉を発しようとすれば、空間認知

機能にも強い刺激を与えている為、右脳損傷時よりは

空間認知ができるという事かもしれません。

【前回】→第026回「『左』半身マヒ①」

【次回】→第028回「リハビリの先生」

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第029回「嚥下測定」

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脳梗塞を発症してから、栄養は流動食を

胃に直接摂取していたものの、ずーーっと

水分を摂取できず、歯や口の中がカラカラ

だったので、良かったなぁと思いながら、

この時の様子を見てました。

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脳卒中の患者さんの多くが高齢者の方なので、

誤嚥性肺炎を引き起こすと死亡するケースもあり

かなり慎重に水分摂取を診合わせられます。

日本人の死亡原因・三大疾病で挙げられる

「悪性新生物(ガン)・心疾患(心筋梗塞)・

脳血管疾患(脳卒中)」上位3つの次に

あたる第4位が「肺炎」なので軽く

みてはいけません。

STの先生にとっては一番神経を遣う時期かもしれませんね。

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嚥下障害のリハビリについては、リハビリというよりは

予防ですが・・・アゴ下を意識して伸ばし、

首を回していく事で、

刺激を与えると良いみたいです。

追記です:弟は嚥下については順調に回復して

いった方なので、口のリハビリといえば、

のどのアイスマッサージぐらいでしたが、

(氷水で浸した綿棒で口内を刺激し、

嚥下を促すマッサージです)

こちらのHPが参考になるかと思います

【のどのアイスマッサージ】

嚥下障害が長期間ある方は「嚥下体操」を

やるみたいです。こちらのHPを参考に食事前

などに動かし難いのなら、ご家族の方が介助を

しながら行ってみる嚥下しやすくなります。

こちらをクリック→【嚥下体操】

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【次回】→第030回「食事」

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2009年6月25日 (木)

第069回「右脳の『直感』④」④/4

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着眼点に評価してます。

【前回】→第068回「右脳の『直感』③」

【次回】→第070回「右脳の『芸術』①」

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2009年6月28日 (日)

第095回「頭の体操」

095

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STについて分からない方→第028回「リハビリの先生」

こういうテストをしますが、カードの絵はオリジナルで

描いてみたんで、実際に出されるテストとは違うかなと

4コマ目だけは実際に言われた質問内容なので、

リハビリを受けている人とかは・・この回は終了後に

見て頂いた方がいいかと思います。ちなみに

アメリカでは「大統領」として聞かれます。

STについて深く調べた事はないですが・・

救急病院で出されたテストがリハビリ病院でも

出された事もあり、問題集があるんだなと思いました。

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一方、クロスパズルについてですが、完成した図形を

見ながら、パーツを動かしていきますが、これがなかなか

難しい様で、脳梗塞発症してから半月ぐらいなので、当然と

いえば当然です。5問あれば2~3問形が作れればいい方で

STの頭を使うリハビリについては、患者さんにとってかなりの

ストレスになる為、STの先生は、弟の調子を見合わせながら

リハビリを早めに切上げていたりしてました。

【前回】→第094回「マンガを読む」

【次回】→第096回「今後の予定」

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2009年9月15日 (火)

第121回「ST開始」

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転院したばかりの弟は、嚥下障害はないですが、

構音障害があります。まだ口元がマヒが残っている為

舌根を押さえるのもリハビリです。弟は左半身マヒなので

言語に関する障害は殆どありません。→第46回「吃音症②」

構音障害の原因である口や喉のマヒをSTの先生によって

刺激して頂きます。右半身マヒの方にとっては、失語症の

リハビリなどを行うので非常にお世話になる先生かと思います。

【前回】→第120回「OT開始」

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2009年9月16日 (水)

第124回「ST①『記憶』」

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弟、この記憶カードがかなり得意です。

見学しているので、私も一緒にやったりします。

私はせいぜい5枚しか記憶できませんが

弟は、その倍の10枚記憶できます。

「何で、そんなに覚えられるん?」って訊いたら

「覚えようと思わないで、適当に見ていれば、

キッカケがあれば思い出せる」という返答。

何、その右脳記憶法・・・

右脳損傷する前はもっと優れていたのだろうか・・

そういえば「脳を鍛える大人のDSトレーニング」も

脳梗塞発症前の28歳時で脳年齢25歳だったので

要領がいい事はいいんだろうなぁ・・と今になって

弟の能力に気が付きました。

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第132回「ST②『発音』」

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結構、言葉のひずみが減ってきた時期です。

「ら行」は言い難い様ですが、少しずつ流暢に

喋れる様になってきました。リハビリとはいえ、

舌根押さえたら、オエッとなります。まだ舌の

感触がマヒしていたから押さえられたんでしょうけど・・

リハビリ病院では、日中車椅子に座って生活します。

一日中ベッドだけで過ごすと、筋力は減る、自分の体重で

血管が圧迫され、血栓ができる可能性もあるんで、

ここのリハビリ病院は毎日リハビリがあるので、

一日中ベッドで過ごすという事はないです。

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第137回「ST③『文字探し』」

137

↑漫画に書いている文章はプロフィールの文です(笑)

プロフィール

弟、STで出された問題は、そんなに早く答えなくても・・・

と思うぐらい、素早く答えますが・・・抜けていたり

間違っていたり落ち着きがない所が目立ちます。

ゆっくり答えたら、正解率は格段に上昇するんですが

・・・PTOTSTの先生がほぼ同世代という事もあり

リハビリ7:会話3】という和気あいあいな

雰囲気でリハビリをしているので、

集中力が散漫している状態でした・・・(私の客観ですが)

特にSTの先生には年下という事もあり、

一番からかっていた様な感じです。

弟は今でも言いますが、「楽しいリハビリ」で

なければリハビリに対し、モチベーションが上がりません。

【前回】→第136回「OT③『日常生活動作』」

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2009年9月17日 (木)

第145回「ST④『テスト』」

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STの先生はどういうそのテスト内容が何なのか

判るかもしれません。テスト内容まで描くのはさすがに

ダメだろうと思うので描きませんが、アルツハイマーの

判定などに用いられるテスト(テレビで見て気が付いた)で、

救急病院時代やリハビリ病院時代にも行いました。

おそらく認知力の評価をする為だと思います。

【前回】→第144回「OT④『支える』」

【次回】→第146回「PT⑤『右への横歩き』」

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